ARTIST : Damos Room
TITLE : All Shall Go
LABEL : Long Gone
RELEASE : 4/10/2026
GENRE : nowave, experimental, postpunk
LOCATION :
TRACKLISTING :
1. Botanical Supper
2. All Shall Go
3. Ghee
4. Voice Acting
5. Gullet (Dirty Protest)
6. If You Want To, You Are
7. Straightening
8. Flute
9. Autumn
『All Shall Go』において、Damos Room(Luke Miles、Nicholas Elson、そしてHuw OleskarことElijah Minnelliのトリオ)は、意図的な「解体」の作業を提示します。本作は、スペクタクルを拒絶し、圧力と近接、そして緩やかな浸食に重きを置いたレコードです。Long Gone Are The Old Traditionsにとって、今回のリリースは「音を雰囲気として、そして雰囲気を教義として捉える」というレーベルの姿勢を自然な形で拡張するものであり、空間を飾るのではなく、空間そのものを変容させる音楽を体現しています。
これらの楽曲全体を通して、ダブは重さ、エコー、不在という根本的な要素へと還元されています。腐食したテクスチャーの層や、遠くで響く実体のないボーカルが、祈りのようでありながらも終末的な気配を纏ったランドスケープの中を漂っています。リズムは断絶として、つまり音の粒子の乱れとしてのみ現れます。そこに持続するのは緊張感であり、それは忍耐強く、瞬きもせず、その厳格さにおいてほとんど典礼的です。Damos Roomの手にかかれば、音は残滓(ざんし)であると同時に祈祷となり、音量ではなく必然性によって勢いを増していく影の行進となります。
『All Shall Go』は消耗と静かな極限状態のドキュメントであり、とりつかれたものや漂流するものへの探求を続けるレーベルの姿勢と、極めて正確に調和した作品です。





