Kevin Morby – Little Wide Open

ARTIST :
TITLE : Little Wide Open
LABEL :
RELEASE : 5/15/2026
GENRE : , , ,
LOCATION : Kansas City, Missouri

TRACKLISTING :
1. Badlands
2. Die Young
3. Javelin
4. All Sinners
5. Natural Disaster
6. 100,000
7. Little Wide Open
8. Cowtown
9. Bible Belt
10. I Ride Passenger
11. Junebug
12. Dandelion
13. Field Guide For The Butterflies

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にとって「little wide open」とは、広大な空やささやかな人生、そして自身のルーツである中西部(ミッドウエスト)そのものを指しています。それは、土地や人々、そして彼の中に息づく義務感、謙虚さ、親しみやすさ、そして孤独のすべてを内包しています。「中西部には意図せぬ音楽性があります。木々で鳴く蝉の声、通り過ぎる列車、鳴り響く竜巻のサイレン」とMorbyは説明します。「耳を澄ませば、広大な空の下で不穏な音さえ聞こえてきます。醜さと美しさが、しばしば同時に作用しているのです。中西部は厳密には『バッドランズ』ではありませんが、私にとっては私自身のバッドランズ(荒地)なのです」

『Little Wide Open』はKevin Morbyの通算8枚目となるスタジオアルバムで、Aaron Dessnerがプロデュースを手掛けています。2024年の夏、Dessnerはロンドンのクリスタル・パレス・パークで開催されたThe Nationalの公演に、サポートとしてMorbyを誘いました。その後、Taylor SwiftやEd Sheeran、Gracie Abramsのプロデュースで快進撃を続けていたDessnerがMorbyに連絡を取り、次作のプロデュースを熱望したことでこのタッグが実現しました。録音は2025年初頭、ニューヨーク州スタイフェサントにあるAaronのLong Pond Studioで開始され、同年9月に完了しました。

Aaron Dessnerをはじめ、Amelia Meath、Andrew Barr、Justin Vernon、Katie Gavin、Lucinda Williams、Meg Duffyなど豪華な面々が参加した本作を、Morbyはカンザスシティに戻った時期を記録した『Sundowner』(2020年)と『This Is a Photograph』(2022年)に続く「三部作の完結編」と位置づけています。Dessnerのプロデュースは、楽曲そのものの焦点を決して失うことなくMorbyの音像を昇華させており、その書き手としての自信と透明感は、Tom Pettyの1994年の名盤『Wildflowers』を彷彿とさせます。

現在はロサンゼルスを拠点としているため、本作を流れる空気感は前二作から変化しています。作家のRachel Kushnerがアルバムに寄せたエッセイで綴っているように、今のMorbyは「過去に固執するという、美しくも勝ち目のないノスタルジーのゲーム」から脱却しています。彼は時間が絶え間なく流れ、止めることができないものだと受け入れました。今の彼は、時間の流れに抗うのではなく、その助手席に座って共に進んでいるような感覚にあるのです。