ARTIST : Wet Tuna
TITLE : Vast
LABEL : Three Lobed Recordings
RELEASE : 2/13/2026
GENRE : psychedelic, funk
LOCATION : Vermont
TRACKLISTING :
1. Epic View
2. Apex Of High
3. Being
4. Jettison Me
5. Virtual Wildlife
6. Free Folk Humanoid
7. Pixel Entities
8. Love Is A Universal Thing
9. Rural Glam
10. Phenomenal Bullshit
バーモント州のWet Tunaによる、2022年以来のヴァイナル化となる4枚目のスタジオアルバム『Vast』は、Matt “MV” Valentineの手と脳、そして「星間グルーヴ望遠鏡」からしか生まれ得ない、不遜で遊び心に満ちたワイドスクリーンなサイケデリアを提示している。全10トラックを通して、心地よく感覚を狂わせる、秘密裏に固く引き締まった田舎風ファンク(rural funk)の断片が次々と繰り出される。それはまさに、時代を超越した響きだ。1曲目を聴けば、大地を掴んでいた重力が軽くなるのを感じるだろう。3曲目に差し掛かる頃には、その軽やかさは「これは一体いつ録音されたのか?」という鮮明な違和感へと変わる。1960年か、2170年か、はたまた2280年か。そして10曲目のジャムに到達する頃には、あなたはそのオーラにどっぷりと浸かり、もはやそんなことは気にならなくなる。なぜなら、自分が「今、ここ」にいることを確信するからだ。他にどこにいたことがあり、他にどこへ行きたいというのだろうか?
MVの航海を長年追い続けているファンなら、彼のニューアルバムが、深夜のラジオのダイヤルを朦朧としながら回すように、焦点が合ったり外れたりしながら、ある瞬間ピタリと完璧にロックするジャムを生み出すことを大まかに知っているはずだ。『Vast』はMVの作品群における新たな古典的章であり、あらゆる最高の形態をとった「ヘッド・ミュージック」を巡る、美しく心地よいペースの旅である。それは長年のフォロワーを満足させるだけでなく、新たな信奉者を生み出すだろう。ダブ処理されたエレクトロ、歪んだR&B、燃え尽きたようなファズ、あるいは宇宙人による誘拐シーンの劇伴を務めるCrazy Horse? トラックの荷台から水中の駐車場に向けて爆音で流れる「Dick’s Picks Vol. 69」? あなたが必要だとも知らなかった、しかしここで発明されたばかりの光景の数々。それこそが『Vast(広大)』なのだ。何重もの広大さ。それを感じられるだろうか?
このニューアルバムでは、全編にわたってErika “EE” ElderとJim BlissがMVと共に航海を共にし、さらにGed Gengras、Roe Land、Samara Lubelskiが必要な場面で絶妙な彩りを添えている。レコーディングはもちろん「Spectrasound」で行われ、Mo-Fi Sound Labsをも赤面させるような、極端にワイドで太いテープの質感を実現している。
Wet Tunaは、独自の非ユークリッド的オーディオ幾何学の中を、常に独自のペースで前進し続けている。Matt Valentineは決して現状に甘んじることなく、常に次のステーションへと漂い、溶け込んでいく。移動による微睡みから目を覚まし、客室の最前部に表示された停車駅を見てほしい。そこには「VAST(広大)」と記されている。答えはこれ以上ないほど明確だ。私たちはどこにいるのか? どこへ向かっているのか? あらゆる場所だ。あらゆる場所へ。私たちと一緒に、この乗り物に乗ってみないか?




