Tara Jane O’Neil – “Wordless in Woods”

90年代後半から00年代初頭に、Sonora Pine, Rodan, Retsin のメンバーとして活動し、その後はソロ活動を続けてきたタラちゃんこと Tara Jane O’Neil が、ソロ作となると 2009年に K Records からリリースされた ‘A Ways Away’ 以来となる新作アルバムをリリースするようです。ソロ活動を極めるに連れ、実験的な要素が深まっておりましたが、こちらの先行曲 “Wordless in Woods” も生音響系にミニマルなギターとヴォーカルを加えた美しく瞑想的な曲になっています。そして、新作アルバム ‘Where Shine New Lights’ は Kranky からのリリースとなり、1/27 にリリースされます。

Trouble Books – “Chiaroscuro”

オハイオを拠点にする Keith Freund と Linda Lejsovka による夫婦デュオ Trouble Books が、2012年作 ‘Concatenating Fields’ 以来となる新作アルバムをリリースします。彼等のことは、Mark McGuire とのコラボ作がよく知られてることでしょう。シンセ、ピアノそしてギターを加えたフォーク・アンビエン路線の曲 “Chiaroscuro” が、先行でアップされています。アルバム ‘Love at Dusk’ は、11/18 に MIE Music からリリース。

C V L T S – “Sunlight in the Glade”

カンザスはローレンスを拠点にする Gaurav Bashyakarla と Josh Thomas によるシンセ・デュオ C V L T S の最新音源 “Sunlight in the Glade” は、ゆっくりとメロディをプロセスするドローン・チックなシンセに、かなりユルい4/4ビートを足した曲。彼等はこれまでに、Amdiscs や Atuirre レーベルからアルバムをリリースしておりましたが、こちらの曲はカセット・レーベル Beer On The Rug からの新作EP ‘Intentions’ からのものとなります。

Barnett + Coloccia – “Hallway”

Blackest Ever Black から Faith Coloccia と Alex Barnett によるコラボレート・アルバムがリリースされます。Coloccia は、エキスペリメンタル・グループ Everlovely Lightningheart の結成メンバーであり、エキスペリメンタル・ドゥーム・デュオ Mamiffer の片割れとして最も知られているでしょう。一方、Alex Barnett は、Oakeater のメンバーとして活動してましたが、最近はソロ名義でのリリースが多く、Catholic Tapes, DRAFT, Nihikist など、カセット中心でリリースし、最も最近では、MamifferとLocrian のコラボ作 ‘Bless Them That Curse You’ にも参加してたそうです。Coloccia は、SIGE Records を運営する1人であり、Oakeater と Mamiffer のスプリット作などもリリースしていたので、お互いは古くからの知り合いなのでしょう。アルバムからの先行曲 “Hallway” は、反復するサブベースと暗黒なアンビエンスとドローンそしてデゥーム感で構成した、いかにも彼等らしい曲。アルバム ‘Retrieval’ は、11/18 にリリース予定です。

Mind Over Mirrors – “Storing the Winter”

ブルックリンを拠点にするハルモニウム/エレクトロニック・ミュージシャン Jaime Fennelly によるソロ・プロジェクト Mind Over Mirrors が新作アルバムをリリースします。過去のアルバムは、Gift Tape/Aguirre Records, Digitalis Recordings そして Hands In The Dark からリリースしてきましたが、新作は Immune Recordings からとなります。先行曲の “Storing the Winter” は、コズミックなモジュラー/オシレイター・シンセと、アジアン・テイストな旋律のハルモニウムが重なる、ノスタルジックなアンビエス・トラック。以前はもう少しノイジーな部分もありましたが、全体ではどうなるんでしょうね。アルバム ‘The Rest Are Up At Four’ は、Immune Recordings から、9/17 にリリースです。

Steve Hauschildt – “Enter Return”

Emeralds のメンバーであった Steve Hauschildt ですが、これまでにソロ・アルバムを Kranky などからリリースしておりましたが、まもなく Editions Mego よりニュー・マテリアルをリリースします。そちらの作品 ‘S/H’ は、新作ではなくて、レア・トラックや未発表音源を集めたもので、Mike Pollard (Pale Blue Sky, Treetops) の Arbor, Chris Madak (Bee Mask) の Decepticon Island、そしてHauschildt 自身がやっていた Gneiss Things などといったレーベルからCDRやカセットでリリースされていたものから選曲され、2CDでリリースされます。リリースは、9/16 です。

Donato Dozzy – “Vaporware 05”

テクノ・ファンにはお馴染みのイタリアのDJ/プロデューサー Donato Dozzy こと Donato Scaramuzzi が、Spectrum Spools からアルバムをリリースするようです。こちらのアルバムは ‘Donato Dozzy Plays Bee Mask’ と題されており、つまりアンビエンス・アーティスト Chris Madak による Bee Mask の曲を彼が再構築する作品と思われます。現在、アルバムから先行トラックとして “Vaporware 05” がストリームできますが、ミニマル・シンセな曲になっております。’Donato Dozzy Plays Bee Mask’ は、9/2 のリリースです。

Kandodo – “July 28th”

伝説的なサイケデリック・バンド The Heads のギタリストでヴォーカリストである Simon Price によるソロ・プロジェクト Kandodo が、昨年に続いて新作アルバムをリリースするようです。前作はギターを中心とした感じでしたが、こちらの先行曲 “July 28th” では、シンセのループも重ねた作品。アルバム K2o は、Thrill Jockey から 8/20 にリリース。

Oneohtrix Point Never – ‘Still Life’

さて、もうご存知と思われますが、Warp Records とサインをして新作アルバムをリリースする Daniel Lopatin による Oneohtrix Point Never ですが、その新作アルバム R Plus Seven から、最初の音源がちょっぴり公開になりました。Nate Boyceの制作によるCADを用いた映像 “Still Life” は、曲の一部になりますが、インスタレーション的な感じです。アルバム R Plus Seven は、Warp Records から 9/30 にリリース。

Bitchin Bajas – “Sun City”

サイケデリック・バンド Cave のメンバーである Cooper Crain によるアンビエンス・プロジェクト Bitchin Bajas ですが、これまでに Important Records, Kallistei Editions そして、今年に入って Permanent Records からも作品をリリースしておりましたが、新作フル・アルバムをバンドと同じように Drag City からリリースするようです。浮遊感のあるサイケデリック・シンセ・アンビエンスで、アルバム Bitchitronics からの先行曲として以下の “Sun City” がストリーミングできます。リリースは、7/16 です。

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