Total Life – “Fader”

Total Life

2010年の PUMPS! 以来、音沙汰のない Growing ですが、メンバーの Kevin Doria によるソロ・プロジェクト Total Life が、少し前にオンライン・レーベル Debacle からでしていた EPに続いて、フル・アルバム等をリリースするようです。以下の “Fader” は、Important Records から 5/14 にリリースされる Deceh とのスプリットLPからの抜粋音源で、この夏には 同じく Important Records からデビュー・アルバム Radiator がリリース予定。更に、夏の終わりころには、Godspeed You Black Emperor とのツアーに合わせて、もうひとつ間連作 Burner もリリースされるようです。

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Boards Of Canada – ‘Tomorrow’s Harvest’

Tomorrows Harvest

遂に来ましたね。レコードストア・デイにいきなり謎な12インチをリリースしたあたりから、なに新作か?と、ざわめきたっていた Boards Of Canada ですが、本当に新作アルバムのアナウンスがありました。1998年のデビューフル Music Has the Right to Children、2002年の Geogaddi そして 2005年の The Campfire Headphase に次ぐ4作目となるアルバムのタイトルは Tomorrow’s Harvest 。先日謎なサイトとパスワードが出ていて、そちらにリンクすると現れるビデオが以下のものです。収録曲からの一部なんですかね。因に、そのサイトとパスワードはこちらです
http://cosecha-transmisiones.com/ pass:699742628315717228936557813386519225

アルバム Tomorrow’s Harvest のリリースは、Warp Records から 6/10 です。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=STukRgmoOxQ&w=640&h=480]

Svarte Greiner – ‘Black Tie’ (Miasmah)

Black Tie

説明には Type からリリースされた2枚のアルバムに続く新作とあるので、その他の Digitalis や SMTG Limited からのものは正規作としてカウントしないっぽいです。古くは Deaf Center の片割れとし、他にも幾つかの名義で活動している Erik K. Skodvin による Svarte Greiner 名義での新作が、初めて本人主宰の Miasmah から出ました。全2曲構成による長い系ですが、そもそもはノルウェイの Marit Følstad という芸術家のインスタレーション用に制作されたものだったらしい。結果としては、いつももながらのレーベル、そして彼の音楽性を象徴する暗黒イズムによるドローニッシュであります。

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Barn Owl – ‘V’ (Thrill Jockey)

V

このバンドには縁がある。もちろん直接メンバーと何らかの関係があるのではないですが、とある知り合いとの思い出でもあり、違う理由もある。メンバーふたり、それぞれのソロ・プレイが頻繁に行われてきたが、ふたり揃っては2年ぶり。過去のどのアルバムを正規作としてカウントして良いのかわからないけど、タイトルが “V” ってことは5作目なんだろう。そして新作はドローンと呼ぶ範囲の音楽としたら、かなり変化をしたんじゃないかな。ギター・ワークは今回も基本になっているけど、今までのよりは空間が広い感じ。ソロ活動からの影響なのだろうかシンセ風な要素が強くなり、ドローンよりはアンビエンスと呼んだ方がしっくりくるかも。前回の浪曲風いぶし銀路線は減ったけど、荘厳な雰囲気は常に潜んでいる。ワビサビを求めるとしたらもの足りないかもしれないけど、少しぐらい変って貰って結構。で、違う理由は、今回の旅の最大の目的であったメンフクロウ、英名で Barn Owl のこと。憧れのメンちゃんは、昼間だけどお仕事慣れして目は開けている。そして実際に触ると見た目よりは胴体自体は小さくて、毛並みというか羽が深く覆われていて、実際に指で触ると、ぐぐって沈み込んで胴体に着くまでは結構距離があるんです。ちなみにフクロウの首がグルグル廻るのは、他の鳥と比べたら正面に眼があるのと眼球が動かないので、視野が狭いのを補うためだそうです。オレの首は、駆動域が小さいとよく整骨院の人にいわれていたから、今後はメンちゃんを真似ていれば少しは良くなるかも。あの感触とあのまなざしが暫く忘れられないなあ。

7.5/10

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Justin Walter – “Dream Weaving”

Justin Walter

Kranky が新たにサインしたブルックリンのアーティスト Justin Walter の最新音源 “Dream Weaving” のストリーミングです。アナログ・シンセにジャズ系のドラムを交えたミニマル・トラック。こちらの曲を収録したアルバム Lullabies and Nightmares は、Kranky から 5/27 にリリースされます。

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Stygian Stride – ‘Stygian Stride’ (Thrill Jockey)

Stygian Stride

このアルバムの画像検索をしようとしたら、上位にタイガー・ウッズが出てきた。なんでかなと思ってリンクを辿ったら。Stride の単語に引っかかっていたよう。小さい頃よくゴルフで遊んでいた。家の前の線路を挟んでゴルフ場があり、たまに忍び込んで遊んでいた。池ポチャしたロストボールを長靴履いて拾ったり、バレないように夕方閉まった頃にグリーンでパットしたりしてた。それ以外でも公園とか、庭とか、凄く好きだった。あのまま続けていればどうなっていたかな。オレもタイガーみたいに浮気三昧だったかも。ま、そんなことはないだろうけど、そろそろゴルフを再開してもいいタイミングかな。今度誰かに連れてってもらおうかな。Stygian Stride はこってり系の顔でなく、アジア系と重わる Jimy SeiTang によるソロ活動。普段は良く知れれる Psychic Ills の元メンバーであり、現在では Rhyton のひとりとして活動する人物。どちらのバンドも基本はサイケデリック・ロックで、そんなバンドに在籍する彼がどのような音をやるんかと思ったら、ミニマルなシンセ系アンビエントでありました。それぞれのバンドではベースを担当しているはずだったので、この出方は意外でした。しかもわりと基本的なミニマル・シンセと言える内容で、インプロ的な雰囲気もあるけど、エレクトリック・クラシックな感じで、そこにサイケ感が若干加わる感じでしょうか。このアーティストにこの音楽は正直期待していなかった。

3.0/10

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Heroin In Tahiti / Ensemble Economique – ‘No Highway / Black Vacation’ (Sound Of Cobra/NO=FI)

splitmini2

昨年 Boring Machines からアルバム Death Surf をリリースしていたアンビエント・サイケ・アーティスト Heroin In Tahiti と、Not Not Fun, Amish, Dekorder, Hands In The Dark, Clan Destine そして Digitalis などからリリースしている Starving Widows のメンバー Brian Pyle によるダーク・サイケデリック Ensemble Economique とのスプリット・アルバムが Sound Of Cobra と NO=FI Recordings の共同でリリースになりました。フル・ストリームをどうぞ。

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Diamond Terrifier – “Triple Gem”

Diamond Terrifier

Zs のメンバーであるサックス・プレイヤー Sam Hillmer によるソロ名義 Diamond Terrifier が、Terrible Records とサインをしてアルバムをリリースするようです。”Triple Gem” は、30分のドローン、アンビエントな作品の一部らしいです。アルバム The Subtle Body Wears a Shadow は、たぶん 5/28 のリリースです。

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Cloudland Canyon – “Prophetic Frequencies”

Cloudland Canyon

メンフィスを拠点にするシンセ・サイケ・トリオ Cloudland Canyon が、Sonic Boom のプロデュースで去年? 今年?? Monofonus Press からリリースをしたEP Prophetic Frequencies から、同タイトルの曲のビデオがアップされました。映像の内容は関係ないハードコア・バンドのライブをコラージュしたもので、曲は途中からアシッド・テクノな感じになっていくシンセ・サイケデリック・トランス。

[vimeo http://www.vimeo.com/62104622 w=640&h=480]

Night Terror – “Mutilate the Stillborn”

先日 Lindsey Powell による Fielded の音源をポストしましたが、彼女と同じくシカゴの Ga’an のメンバーである Tyson Tortensen によるソロ・プロジェクト Night Terror もアルバムをリリースするようです。”Mutilate the Stillborn” はアルバムに収録のトラックで、Ga’an のサウンドを一層B級風にしたような、ミュータント・シンセポップ。アルバム Night Terrors は、Leaving Tapes から今月中にリリースされるようです。サンプラー抜粋ストリームもあります。