Ross From Friends – Love Divide / The Knife (Bubble Love Remixes)

ARTIST :
TITLE : Love Divide / The Knife (Bubble Love Remixes)
LABEL :
RELEASE : 7/2/2024
GENRE : ,
LOCATION : London, UK

(別名:Felix Clary Weatherall)がBubble Loveという新しい別名でに戻り、RFFの2つの名曲に新たな命を吹き込んだ: 2021年のアルバム『Tread』収録の「Love Divide」と、2017年のデビュー作『Family Portrait』収録の「The Knife」だ。

Love Divide (Bubble Love Remix)」では ウェザオールは、原曲のエモーショナルな重厚さはそのままに、4つ打ちの要素を強め、ピーク・タイムのリミックスに仕上げた。このリミックスは、彼のライヴ・ショウのハイライトの1つとしてふさわしいこのトラックを、満員のダンスフロアでも同じように楽しめるものに昇華させている。

このリリースには、イギリスのニューカッスルでレコーディングされた “The Knife (Bubble Love Remix) “が収録されている。このリワークでは、ウェザオールはより過激なアプローチを取り、ダウンテンポのオリジナルを160BPMのジャングルにインフューズしたローラーに変身させ、もうひとつのロス・フロム・フレンズ・ライブ・ショーの人気曲 “The Daisy “のヴォーカルも引用している。

元々は、Ross From Friendsのライブ・ショーのエネルギーと、ウェザーオールが楽しんでいた深夜のクラブDJセットとのギャップを埋める方法として考案されたもので、最終的にBubble Loveとなる初期の楽曲の多くは、Ross From Friendsの本編で行われる綿密なプロダクションとは対照的に、自発的に素早く書かれたもので、書いたその日にファンの前でプレイされることも多かった。「最初のうちは、最後の瞬間に曲を書き上げ、みんなが熱狂するのを見るのがすごく楽しかった」とウェザオールは言う。「あの純粋な激情と生々しさは、私にとって、多くのダンス・ミュージックがすべてである。

しかし、同時に彼は、この方法で音楽を作ることの「空虚さ」に苦悩していることに気づいた。「細部に時間をかけて取り組むのが好きで、曲のある部分について一生懸命に考えようとするのが好きだった自分の一面を捨てているような気がした」と彼は言う。

幸いなことに、彼は長い列車の旅で時間を潰しながら、この相反する感情を調和させる方法を見つけた: 「ある実験を思いついたんだ。頭に浮かんだ最初のアイデアを実行するよう指示されたデジタル・キャラクターがいるかのように、曲を作ってみよう』と自分に言い聞かせたんだ。例えば、ホーン・セクションが欲しいというアイディアがあったとして、それが私の頭に浮かんだ最初のアイディアである以上、ルールに従って、何の判断もなしにそれを実行しなければならない。突拍子もないように聞こえるかもしれないが、私は創作がマンネリ化しているときにこういう遊びを思いつくのが好きで、気がつくとこのような曲をひたすら作っていた。自問自答や戸惑いの声など一切なく、ただ無心にこれらのタスクをこなしてくれるこのキャラクターに置き換えることができることに気づいたんだ。このアルゴリズムを設定し、実行させることができるんだ。

“このようなものをどんどん作り始めると、そのデジタルキャラクターはだんだんはっきりしてきた。実際の特徴、声、個性が出始めたんだ。私が創造的な決断をするときはいつも、この小さなキャラクターが私のために仕事をする姿を文字通り想像していた。キャラクターが成長し続けるにつれて、このようなあまり考慮されていない方法で音楽を作ることにまつわるもやもやが晴れてきて、実際にすべての意味を持つようになった。自分がやっているのではないと想像すれば、このように音楽を作ることを楽しめるようになった。その代わり、このデジタルおたくがすべてのボタンを押している姿を思い浮かべる方が簡単だ”

“一言で言えば、そのデジタルおたくがバブルラブだ。彼は、私がどこかに持っている酔ったような、断固とした、快楽主義的なエネルギーをすべて抽出し、私の音楽に吐き出してくれた。最近、僕のDJセットの原動力になっているのは彼なんだけど、彼はちゃんとした荒らしにもなるから気をつけてね。”