Nick Harley – Painted Blue

ARTIST :
TITLE : Painted Blue
LABEL :
RELEASE : 4/3/2026
GENRE : , ,
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TRACKLISTING :
1. Talk About Love
2. Way Out in the Sticks
3. Red Haired Boy
4. The Other Side
5. Painted Blue
6. Show Me the Way
7. Mary Jane
8. Spider Song

Nashvilleを拠点に活動するシンガーソングライター が、またしても素晴らしいフォークとカントリー・バラードのコレクション『Painted Blue』を携えて帰還しました。全8曲からなる本作は、2024年の『Leave No Trace』の延長線上にあり、70年代のクラシックなアメリカーナの埃っぽい残響を、現代のオルタナ・カントリーのレンズを通して描き出しています。テネシー州の腕利きミュージシャンたちをバックに、Ditch Trilogy時代の Neil Young と初期 Son Volt の中間を行くようなサウンドを展開。オープニングの「Talk About Love」は、Townes Van Zandt を彷彿とさせる美しいアレンジで聴き手を引き込み、レイドバックしたロッカー曲「The Other Side」は、『The Notorious Byrd Brothers』時代の Byrds のような宇宙的な瞑想感を感じさせます。

サウンドの比較はさておき、Nick Harley は現在の南部音楽シーンにおいて極めて独特な存在です。ほろ苦いリリックを綴る才能と、説得力のあるフルバンド・アレンジをプロデュースする手腕を兼ね備えています。3枚目のアルバムとなる『Painted Blue』は、1st『Easy Moon』の洗練されたプロダクションと、前作『Leave No Trace』のローファイなミニマリズムが見事に融合した、現時点での最高傑作といえるでしょう。

アルバムの白眉は、ラストに配置された2曲です。至高のアコースティック・バラード「Mary Jane」では、Steely Dan が最もフォークに寄ったような、ポップさと卓越したハーモニーが同居するアレンジを披露。そして、ファズの効いたクロージング・トラック「Spider Song」は、無数のフックが仕掛けられた完璧なジャム・ナンバーであり、彼のソングライティング能力の高さを見せつけています。2023年のデビュー以来、破竹の勢いで良作を連発する Nick Harley。彼のソングブックに「捨て曲」は存在しません。今、最も見逃せないアーティストの一人です。