Negative Gears – Moraliser

デビュー12インチEPから5年、シドニーのNEGATIVE GEARSが初のフルアルバム『Moraliser』をリリース。Crisis、Units、Siekiera、そしてRikk Agnew時代のAdolescentsといった大物ミュージシャンからヒントを得て、オーストラリアのアンダーグラウンド・パンクの感性を取り入れた作品。この5年間、シドニーのマリックヴィルにある共同スタジオで、バンドが作曲、セルフ・レコーディング、ミックスを行い、すべてが完璧になるまで時間をかけて制作されたこのアルバムは、超タイトな演奏と、ダウンビートな題材に関わらず、何日も頭に残るような曲で、そのことを物語っています：

「このアルバムの多くは、この街に存在する気持ち悪いもの、気持ち悪い態度、利己主義、富や地位への執着、シドニー以外のものへの無知について歌っています。この街は憎むべきほど利他的じゃない。このクソ田舎はアメリカになりたがっていて、人々の最悪の部分を引き出していますが、同時に最高の部分も引き出しています。

とはいえ、自意識がないわけではありません。このアルバムのタイトルは『Moraliser』。『Moraliser』は計算された解説であり、虫眼鏡で観察し、反省と退廃が同居した作品。どちらも嫌いな人のための、現在の文化的潮流についての街からの記録。