「ミックステープ」と名付けられたDr SureのBUBBLEは、2週間の間に孤独に録音された7曲で構成されています。シングル「Outside Looking In」は、クラウトロック、ニューウェーブ、アンビエントミュージックを意識しながら、これまで以上にエレクトロニックな要素に傾倒した、これからのプロジェクトの指標となる作品です。
Dr SureのUnusual Practiceをご存知の方は、2020年のツインEP「Scomo Goes To Hawaii」と「While Aus Burns」を覚えていらっしゃるでしょう。音楽的にBUBBLEは、LPの「The West」(Marthouse Records、2019年)や「Remember The Future?」のバンド主導のポストパンクとは対照的に、シンセとドラムマシンに導かれた同様のソロ/エクスペリメンタル・スペースに存在する。Vol.2 & 1」(Marthouse/Erste Theke Tontraeger、2021年)だ。
Outside Looking In」は、前作の観察的な社会的コメントから、BUBBLEプロジェクトのより内向的で内省的な範囲への移行にふさわしいもので、孤独、悲しみ、(中略)正気を探る曲が軽妙なユーモアで彩られています。