Charlie Martin – “Courage”

オースチンを拠点にするインディフォーク、インディポップ・バンド Hovvdy の片割れ Charlie Martin が、デビュー・ソロ・アルバム ‘Imaginary People’ に収録の “Courage” は、自分の一部を世界と共有することの意味と必要性、そして恐ろしい時代に対処するメカニズムとしてのアートをテーマにした、静かなアップビートの曲で、アルバムのメロウで魅惑的な内情を表しています。この曲には、Charlie の友人である映像作家の Erik Gatling が製作した、ビデオがついています。

「”Courage” は、’Imaginary People’ を作ろうと決めたときに最初に作った曲です。過去の作品の中には、いつか発表しようと思って棚上げにしていた曲がたくさんありましたが、このアルバムには新しい命を吹き込みたいと思っていました。”Courage “はその第一歩です。この曲は、自分自身の中にとどまり、自分を外に出すにはかなりの勇気が必要であることを受け入れています。友人や愛する人たちがアートを世に送り出しているのを見ると、とても刺激を受けます。これは本当に最高のことです。特に最近では、あらゆる変化の中で、アートを作ったり受け取ったりすることが、素晴らしい対処法になっています。これほど真っ先に飛び込みたいと思ったことはありません。」

「ビデオを監督した友人の Erik Gatling が私に電話をかけてきたのは、2020年の秋のことでした。レコードはまだ完成していませんでしたが、彼はデモを聴いて一緒に仕事をしたいと言ってきました。”Courage” のミックスはすでにエキサイティングな場所にあって、それをベースにするには素晴らしい曲だと感じました。Erik には自由な時間と余分なフィルムがあったので、ビデオの撮影を行いました。とても純粋なプロセスで、曲に忠実で良い感じでしたし、それが伝わったと思います。」

「正直に言うと、私はミュージックビデオに苦手意識を持っています(笑)。ミュージックビデオは、音楽の邪魔をしていると感じています。一生をかけて作った曲を、2日間かけて文脈に沿ったビデオに仕上げるのですから、どうしても物足りなさを感じてしまうのです。けれど、それはちょっと厳しい考え方ですね。今回の “Courage “のビデオは、これまでに発表したどのビデオよりも真実味があると思っています。」

Posted on 05/27/2021