カセット・レーベルを中心に渡り歩いてきた男女3人組アウト・ハウスなユニットによる初めてのヴァイナル作。カセット時の全ての作品を聴いてはないですが、幾つか聴いてきていた印象と比べると、ダーディーでダビーな音色を多く使っているようになってる。男性陣がシンセやリズム部分を中心にこしらえて、女性が切り貼りしたヴォーカルを重ねるが、ビット感のある音を加えたことで、フワフワ系を売りにしていた頃よりもダンス感が増している。一方同時に、ハウスの範疇からはみ出した箇所も増え、傘下レーベルの100% Silkでは収まらず、Not Not Funに移動した理由も分かる。なかなか面白い位置にある音楽だと思います。 7.5
