Tamikrest – Assikel

ARTIST : Tamikrest
TITLE : Assikel
LABEL :
RELEASE : 5/15/2026
GENRE : , , ,
LOCATION : Kidal, Mali

TRACKLISTING :
1. Adagh Oyantid
2. Inizdjam
3. Iman Derhan Nasn
4. Aiytma
5. Imanin
6. Eillal (ft. Ibrahim Ag Alhabib)
7. Tapsakin
8. Adounia

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Tamikrestは20年にわたり、サハラのKel Tamasheq(Touareg)の人々の声として、彼らの文化や葛藤、そしてレジスタンスを世界に発信してきました。「繋がり」を意味するTamikrestは、2006年にOusmane Ag MossaとCheikh Ag Tigliaによって結成され、Tinariwenからの影響を受けつつ、現在はPaul SalvagnacとCédric ‘Momo’ Maurelを加えた4人編成で活動しています。Glitterbeatレーベルとの長年のパートナーシップを経てリリースされる6枚目のスタジオ・アルバム『Assikel』(「旅」の意)は、彼らの歩みの集大成ともいえる作品です。

本作『Assikel』は、大きな音色の転換を図った作品です。Jasper Gelukが運営するTone Boutiqueスタジオにて、1960年代後半の16トラック・アナログ・テープ機を使用し、ライブレコーディングを行いました。修正が効かない緊張感の中で生み出されたサウンドは、彼らが求めた生のエネルギーと自発性を捉えており、フィルム撮影されたアートワークと共に、時代を超越した質感を備えた記録となっています。

テーマ面では、引き続き亡命や疎外、そしてTamasheq語で郷愁を意味する「assouf」を探求しています。マリ国内の治安は悪化の一途を辿っており、政情不安や暴力が蔓延する現状を背景に、アルバムの8曲には切迫感と反骨精神が溢れています。一方で、彼らの代名詞である静かで内省的な側面も健在で、エレクトリック/アコースティック・ギターやダブ調のベース、パーカッションが織りなす重層的なアンサンブルは、彼らにしか鳴らせない唯一無二のサウンドです。

スライドギターが響く「Adagh Oyanted」や、Ibrahim Ag Alhabibをフィーチャーした「Eillal」、そして初期のメンターであるJaponaisへの追悼曲「Adounia」など、アルバムを通して音楽的にも非常に充実しています。政治的圧政から逃れることはできませんが、彼らの活動の根底には常に「音楽への愛」があります。20年の時を経て、Tamikrestはその文化的役割をますます強固にし、かつてないほど重要で活力に満ちた声を響かせています。