Algernon Cadwallader – Trying Not to Have a Thought

ARTIST :
TITLE : Trying Not to Have a Thought
LABEL :
RELEASE : 9/12/2025
GENRE : ,
LOCATION : Philadelphia, Pennsylvania

TRACKLISTING :
1. Hawk
2. Shameless Faces (Even the Guy Who Made the Thing Was a Piece of Shit)
3. What’s Mine
4. noitanitsarcorP
5. Koyaanisqatsi
6. Trying Not To Have A Thought
7. You’ve Always Been Here
8. Revelation 420
9. Million Dollars
10. Attn MOVE
11. World Of Difference

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パンクバンド、が、2011年の『Parrot Flies』以来となるアルバム『Trying Not to Have a Thought』をリリースします。今作は、2008年のデビュー作『Some Kind of Cadwallader』以来となる、ボーカル/ベースのPeter Helmis、ギターのJoe ReinhartとColin Mahony、そしてドラムのNick Tazzaというオリジナルメンバーで制作されました。2012年の解散後、2022年の再結成ツアーをきっかけに再び集結した彼らの間には、17年ぶりにもかかわらず、結成当時と変わらない音楽的ケミストリーが溢れていました。Helmisはこれを「運命」と表現し、Reinhartもまた、言葉を交わさずとも互いの意図を理解し合う感覚に驚きを隠せません。

新作『Trying Not to Have a Thought』は、これまでの作品の中でも最も入念に練り上げられながらも、最も自然体で制作されました。ワシントン州とペンシルベニア州での合宿を経て書かれた11曲は、Reinhartが所有するフィラデルフィアのHeadroom Studiosで主にレコーディングされました。再結成アルバムにありがちな不自然さがなく、暖かく生き生きとしたプロダクション、息の合った演奏、そして記憶に残るフックが特徴です。PavementやJoan of Arcからの影響は健在でありながら、どのトレンドにも属さない彼ら独自のサウンドは、結成当時からのファンだけでなく、TikTokで彼らを知った若い世代をも魅了するでしょう。過去の評価にプレッシャーを感じるどころか、彼らは「レガシーがあったからこそ、より自由に、自然体でいられた」と語っています。

今作は、過去2作と比べて歌詞がより率直に、そして明確に表現されている点が大きな違いです。これまでは曖昧な表現を好んでいたHelmisが、現代アメリカ社会が抱える問題と、自己改善の必要性との葛藤に焦点を当てています。例えば、オープニング曲「Hawk」は、死別した悲しみと記憶を巡る痛切な考察であり、「Revelation 420」や「Million Dollars」は資本主義の失敗を糾弾する政治的なメッセージが込められています。また、「Attn MOVE」は、1985年にフィラデルフィアで警官に爆撃された黒人急進派活動家グループ「MOVE 9」について歌ったものです。このように、アルバムタイトルが示す通り、日々の惨状に心を囚われないようにする努力と、互いの無言のつながりを頼りに音楽を創り上げた、バンドの二重のアプローチが見事に表現されています。