Judith Hamann – Aunes

ARTIST :
TITLE : Aunes
LABEL :
RELEASE : 3/14/2025
GENRE : ,
LOCATION : Australia

TRACKLISTING :
1.by the line
2.Casa Di Riposo, Gesu’ Redentore
3.seventeen fabrics of measure
4.bruststärke (lung song)
5.schloss, night
6.neither from nor towards

『Aunes』は、オーストラリアのチェリスト兼作曲家、パフォーマーであるによる珍しいソロアルバムです。このアルバムには、何年にもわたってさまざまな国で録音された6つの楽曲が収録されています。Hamannは、これまでのリリースで聞かれるコラージュ技術と拡張されたサウンドパレットをさらに発展させ、シンセサイザー、オルガン、声、そしてロケーション録音を活用し、彼女のチェロの純粋で包み込むような音色と融合させています。

アルバムタイトル『Aunes』は、古いフランスの布地の単位に由来します。この単位は国や材料によって異なり、固定された標準ではありませんでした。このように、このアルバムに収録された6つの楽曲も、それぞれの楽器や音響、さらには音楽が作られた場所やコミュニティと切り離せない形で存在しています。

アルバムの中で、教会のオルガンと無言歌のデュエット「schloss, night」のように、録音場所の音が音楽に組み込まれています。また、「Casa Di Riposo, Gesu’ Redentore」では、丘の上での野外ミサへの道のりをドキュメントし、遠近に響く声や足音、虫の音などが重なり合っています。

他の楽曲では、Hamannの柔らかく歌う声やハミングの繊細さ、服の擦れる音が音楽の土台となっています。特に「bruststärke (lung song)」では、喘息の発作中に録音された笛の音が重ねられ、架空の鳥小屋のフィールド録音やHenri Chopinのオーディオポエムを思わせる結果となっています。

Hamannの他のソロ作品よりも、メロディの感性が強く表れている『Aunes』は、さまざまな楽器と音響が織りなす個性的な音楽言語を持っています。アルバムの最後を飾る「neither from nor toward」では、重厚なチェロの音色と2つのオーバーダブされた声が融合し、エレジーのようなスローモーションの弧を描いています。