Braids – Euphoric Recall

過去10年間、モントリオールのBraids（ミュージシャン：Taylor Smith、Raphaelle Standell-Preston、Austin Tufts）は、自分たちのアートを探求することに専念し、現代の実験ポップにおいてより大胆で流動的なカタログのひとつを作り上げました。JUNO賞受賞、Polaris Music Prizeに2度ノミネートされたBraidsは、自分たちのストーリーを一連の行動と反応として捉え、プロセス主導の正確さと自由奔放さの間で振り子のように揺れる集団的表現を行っています。5枚目のフルアルバム ‘Euphoric Recall’ では、後者を採用し、ライブパフォーマンスのない時代に彼らが渇望していた遊び心のある喜びと自発性、つまり世界中で500回以上行われたライブで彼らのスーパーパワーとなった「運動性と興奮」（The New York Times紙）エネルギーを直感的に追求しました。

スタンデル＝プレストンは、新しい愛の奔流に身を置き、彼女の優しい心の空間を惜しみなく引き出していることに気がつきました。曲が生まれるにつれ、リズムとテクスチャーは明るくゆるやかになり、慌てることなく、生命力に満ち溢れたものになりました。スタンデル＝プレストンの歌詞は、しばしば数回のテイクでその場で書かれ、鮮やかで爽快、そして刺激的で、自分を十分に理解し、その瞬間に関与していることを示す直接的なものです。オーガニックな要素とエレクトロニックな要素が織り交ぜられ、混じり合うことなく豊かな宇宙を表現しています。セルフプロデュースで、初めて弦楽器のパートを作曲、アレンジし、チェロ、ヴィオラ、ヴァイオリンのアンサンブルの導きで華やかさを演出しました。そのサウンドは瑞々しく広大でありながら、部屋の中でクリアに捉えられ、直感的に、自由に、そして全く新しくグルーヴしている。

Braidsは戦略を放棄し、それを焼き払い、彼らの愛の記録を実現した。愛、そのすべて、束縛されない至福、芽生える衝動、そして厄介な不完全さ、超新星は大胆で忍耐強い、シンフォニックなポップソング群に渦巻き、’Euphoric Recall’ として現在に明け渡したのである。