NY アヴァンギャルドの巨頭が再会、ガザの子供たちに捧げる鎮魂歌 Thurston Moore と Bonner Kramer による共作『They Came Like Swallows』。フロリダの陽光の下で紡がれた、静かなる「音の活動主義」

Thurston Mooreは、現在も極めて精力的な活動を続けています。数週間前にダブリンの音楽フェスティバルのために制作したホームレコーディング集『Guitar Explorations Of Cloud Formations』を発表したばかりの彼が、本日、長年の盟友である Bonner Kramer(かつては単に Kramer として知られていました)との新たなコラボレーション・アルバムを発表しました。

Thurston Moore と Bonner Kramer は、80年代初頭からニューヨークのアヴァンギャルド・シーンにおいて同じ潮流の中に身を置いてきました。Bonner Kramer は Bongwater や Shockabilly での活動、Shimmy-Disc レーベルの運営、さらには Galaxie 500 や Low のプロデュースでも知られる重要人物です。二人が再会し作り上げた新作『They Came Like Swallows – Seven Requiems For The Children Of Gaza』は、パレスチナ・ガザ地区での犠牲者に捧げられた即興インストゥルメンタル作品であり、彼らはこれを「人間の尊厳のための対話」であり「平和な惑星のためのソウル・ミュージック」であると定義しています。

アルバムの制作は、冬をフロリダで過ごしていた Thurston Moore の自宅に Bonner Kramer がモバイル録音機材を持ち込んで行われました。Bonner Kramer が事前に用意した断片に Thurston Moore が即興でギターを重ね、そこからさらなるインプロビゼーションへと発展させていくプロセスは、長年の友情が生んだ純粋な喜びと驚きに満ちたものだったといいます。本日公開されたリードシングル「Urn Burial」は、螺旋を描くようなサイケデリックなフリークアウト・サウンドに仕上がっています。