絶望に沈むことが容易なほど、私たちは権力者の身勝手な振る舞いや、気候危機、戦争といった過酷な現実に全方位からさらされています。しかし、自己憐憫や実存的な恐怖に浸り、自らの主体性を放棄することは、私たちが直面する困難への最善の答えではありません。
ドイツのポストロックバンド BRUECKEN は、こうした動揺した精神状態を感情豊かな音楽へと昇華させました。2017年のデビュー以来、独自のスタイルを築いてきた彼らは、2月27日発売のニューアルバム『years that answer』からの先行シングル「questions we raise」を公開し、その音楽的境地にさらに近づいています。
「いかにして希望を持ち続けるか?」という問いを掲げた今作において、BRUECKEN は「回復力(レジリエンス)、団結、多様性」をキーワードに答えを提示しています。轟くベースラインと電子装飾を施したギターワーク、そして力強く前進するドラムが、困難に立ち向かうための強固なサウンドの土台を作り上げています。
