2026年、分断の時代に突きつける「連帯」の音像――Broken Chanter 最新作の全貌

Broken Chanter(David MacGregor)が、2026年リリースの4枚目のアルバム『This Could be Us, You, Or Anybody Else』から、先行シングル「Shake It To Bits」を発表しました。この楽曲は、2分半という短さの中に焦燥感とポストパンクのタイトなグルーヴを凝縮した一曲です。歌詞では、過剰な男性性を誇示するペテン師のキャラクターを演じることで、現代の「マンソフィア(男性圏)」にはびこる有害なプロパガンダや、女性・少数派への非人間的な攻撃を痛烈に風刺しています。

アルバム本編は、現代の社会政治的な閉塞感に挑む、筋肉質で内省的な全11曲を収録。2024年の賞レースを席巻した前作の熱量そのままに、2025年の夏から秋にかけて録音されました。Martin Johnstonの力強いドラムとCharlotte Printerのしなやかなベースが土台を支え、そこにMacGregorとBart Owlの重なり合うギターが加わったワイドスクリーンな音像が特徴です。絶望的なディストピアが近づく中でも、コミュニティや人々の繋がりの中に救いを見出そうとする、激しくも慈愛に満ちた野心作となっています。