Twin Tigers – ‘Death Wish’ (Old Flame)

Death Wish

結成は 2007年なので、そこそこ活動歴のあるバンドで、本作 Death Wish は、2010年のデビュー作 Gray Waves に次ぐ2作目となります。バンドの中心人物 Matthew Rain は、今作の制作に当たり、今までギターで曲を書いていたものを、キーボードに変更したそうで、前作と比べて暗い内容になっている。基本的に生音のバンド編成なので、この曲の作り方は変ってるかも知れないですね。そして、キーボードで書くことで、前よりも暗くなったことが興味深い。最終的にキーボードの音は曲の中でも実際に存在し、ノスタルジックなものを生み出している。曲調も前作から一層、ネオサイケ路線に向っていて、歌い方もゴス・テイストが深まる。それらの効果で、曲全体も加速した感じです。そして、Interpol のツアーの前座を務めたりと親交があり、今作も彼等のスタジオを貸してもらったそうで、恵まれた環境のもと、ゆっくり制作できたらしく、録音もバンドのギタリスト Forrest Hall が行ったそうです。自分達の思うように制作したそうですが、必然というか、Interpol にも比較されるような要素があるのでした。

5.5/10

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!!! – ‘THR!!!ER’ (Warp)

Sketch 4

Out Hud とのスプリットEPで初めて出会い、そのリリース元である GSL Records と含めて熱く盛り上がっていた頃が懐かしいけど、その後はレーベルは活動を止め、Out Hud の方はレーベルを Kranky に移し、わりと早い段階で解散をしてしまいましたが、こちらの !!! はいまだに健在で確固たる地位も確立し、随分と差が出たもんです。あのEPとその後のデビューLPは、かなり聴いていたなあ。途中、国内レーベルから頂いたプロモ盤のカセットはある意味家宝になってますが、デビュー作から約13年、3年ぶりとなる5作目のフル作。大体3年置きにアルバムをリリースをしてきた彼等。なので大きなブランクと考える必要はないけど、前作、そして今までの作品と比べ、製作過程において取り組み方を見直したようですね。タイトル THR!!!ER に込められた意は、ヒット作になるためであり、かなり自信作のようです。プロデューサーやゲストの女性シンガーなど、外的要素を利用しつつ、アルバム内に人気曲になり得るようなものが幾つかある。今の時代では80年代のようなやり方でヒット曲を生み出すのは不可能だし、人気になるための手段はかなり複雑。それとヒット曲になるためには、時代感みたいのもが大きな鍵になってくるし、意図して出来るものではないと思う。果たして、彼等が狙った音楽と世間が合致するかどうかは、まだこの先数ヶ月の結果をみないと分からないけど、あまり思い出話しをするのは嫌ですが、自分にとって !!! が一番スリルだったのは、やっぱ初期のスレスレでギリギリ感があった頃。でもあれを今やっても違うだろうし、これはこれで合ってるのかな。難しいねえ。

5.5/10

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The Pink Noise – “Masquerade”

The Pink Noise

モントリオールのノーウェーヴ・バンド The Pink Noise が、通算6作目になる新作アルバム Greedy HeartSkrot Up から間もなくリリースするようです。始まりは Mark Sauner によるソロ・プロジェクトでしたが、現在では4ピース・バンドになってるようです。リリース時期については未確認です。

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Soft Riot – “Cinema Eyes”

Soft Riot

昨年旧作が再発されていた、ロンドンを拠点にするアーティストで、Vancouverite のメンバーであった JJD (Jack Duckworth) によるソロ・プロジェクト Soft Riot の最新ビデオです。シンセ・ベースなポスト-パンク・サウンド。こちらの曲 “Cinema Eyes” を収録した新作アルバム Fictions Prediction は、遅れに遅れて6月に Other Voice Records と Volar Records からリリースされます。

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Holograms – “Flesh and Bone”

Holograms

ストックホルムの4ピース・ニューウェーヴ/ノー・ウェーヴ・バンド Holograms が新曲 “Flesh and Bone” をアップしました。こちらの曲は、セカンド・アルバムとなる Forever に収録の曲だそうですが、リリースは Captured Tracks から 9/3 とまだまだ先です。

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Rituals – ‘Mesmerized EP’ (One Big Silence)

Mesmerized

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トロントのトリオ Rituals が、最新EP Mesmerized を One Big Silence からリリース。シューゲイジーなギターにポスト・パンク系のタイトなドラム、そしてディストーション・ヴォーカルの組合せです。

Weekend – “Mirror”

Weekend

サンフランシスコ出身、ブルックリンを拠点にするポスト・パンク・バンド Weekend が、新作LP Jinx から、ファースト・サンプルをリリース。”Mirror” は、軽快なダーク・ポスト・パンク。前作に引き続き、Monte Vallier がレコーディングを担当しているようです。アルバムは、Slumberland Records から 7/23 にリリースです。

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Shark? – “California Grrls”

Shark

ブルックリンを拠点にするガレージ・ロック・4ピース、Shark? のニュー・シングル “California Grrls” が間もなく Old Flame Records からリリースになりまして、こちらのストリームが上がっております。アグレッシヴなギター・リフとドラム、フロントマン Kevin Diamond のヴォーカルによるローファイ・ガレージ。こちらの曲は今年の夏にはリリースされる予定のアルバム Savior にも収録されるようです。

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