TUNIK – A New Dawn EP

TUNIKは、ジャッキングなドラム・マシーン・エレクトロ・テクノの独特な系統でDekmantelに上陸した。バルセロナを拠点に活動するアルゼンチン出身のこのアーティストは、2020年にNicolas LutzのレーベルMy Own JupiterとのコラボレーションEPで頭角を現し、その後Furthur Electronixとのリリースを果たした。’A New Dawn’ は、80年代のオリジナル・シンセ・ポップと、00年代初期エレクトロのノワールな魅力、そして洗練されたモダン・テクノの中間に位置し、シンセを駆使して、ダンスフロアを魅了し続けるのに十分なミステリアスさを保ちつつ、フィーリングを詰め込んだハーモニー豊かな楽曲を引き出している。”New Dawn Fades” のメランコリックなチャイムから “The Aeon” のエレクトロ・ラメント、”Electro 01″ のパンチの効いたベースがワープするレイヴ・エナジー、”Third Eye Connection” のアシッドな内省に至るまで、このEPは、ダンスフロアに最大限のインパクトを与えるために研ぎ澄まされたクラブ・ストラクチャーに縛られた、トゥニックのスタジオ・ツールの数々を駆使した高度な表現を確固たるものにしている。