The Halo Effect – March Of The Unheard

The Halo Effectの新しいアルバム『March Of The Unheard』は、彼らのメロディックデスメタルのスーパーグループとしての魅力を存分に発揮した作品です。このアルバムは、彼らのデビューアルバム「Days Of The Lost」から約2年半ぶりのリリースで、彼らの独自のサウンドをさらに深めています。

「March Of The Unheard」は、ツインリードが織り成す耽美的で印象的なメロディーが特徴で、時にダイナミックに、時にメランコリックに変化するサウンドスケープが魅力です。モダンさや実験性も兼ね備えており、過去の名作を再現するだけでなく、未来への視野を持ったスタイルを確立しています。

特に、オープニングトラック「Conspire to Deceive」は、彼らのゴスロック的な要素とメロディックデスメタルの力強さが見事に融合しており、リスナーを魅了します。また、アルバム全体を通して、Jesper Strömblad（元In Flames）やNiclas Engelin（元In Flames）のギターワークが光り、Mikael Stanne（Dark Tranquillity）のボーカルが圧巻です。