Sailcloth – Woodcut

‘Woodcut’ は、アップライト・ベーシスト／マルチ・インストゥルメンタリストの Alex Luquet(アレックス・ルケ)によるプロジェクト Sailclothのデビュー・アルバムです。ペンシルバニア出身の彼は、2019年のEP ‘Close Keeping’ で Lost Tribe Soundの注目を集めました。非常に質感の高い、低音を前面に押し出したサウンドに強く傾いていたため、すぐにLTSと結びつきました。

デビュー・レコードについての当初の話し合いでは、アップライト・ベースの背景的な役割を前面に押し出して、この楽器が持つ豊かで頑丈な音色を主役にするアルバムを作ることが中心でした。 13曲からなる ‘Woodcut’ で、Sailclothはこの当初のアウトラインをはるかに超えて、この巨大な木製の楽器を間違いなく主役にしながら、意外性と心地よさが同居するアルバムを完成させました。このアルバムは、ゴロゴロとしたカタルシスのある低音を聴かせてくれる一方で、心の底から満足できるような高音も聴かせてくれます。

‘Woodcut’ には、目を見張るような不思議な感覚が含まれており、ノスタルジックなメロディーと、自然や私たちの周りで呼吸しているすべてのものとの強い交わりを示す深い土のような色調で私たちを温めてくれます。時には、爽やかで楽しく、紛れもない遊び心があります。さらには、厳しさ、不器用さ、とらえどころのなさ、思索的である。カラーホイールの1つのスペクトルに完全に忠誠を誓うことはなく、’Woodcut’ は簡単な分類や、一般的に楽器から期待されるステレオタイプのジャズのような結果を回避します。私たちが考えるに、それは旅や冒険、そして本当のつながりへの憧れを持ったエレクトロ・アコースティック・ミュージックです。この音楽は、そのカラフルな経験を聴く人すべてと共有することを望んでおり、デビューアルバムではあまり聞かれない確かなニュアンスで報いようとしています。

Woodcut

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