RizlaOpsのVoitaxからのデビューEP 『Apparatus』は、親友Ollie Mazgajを亡くした傷心の中で生まれた、深く個人的な作品。クラブや日常から切り離された世界で、唯一しっくりくるもの。
テクノ、ドリル、アマピアノ、グライム、ガラージなど、多様なサウンドを探求しながらも、不協和音、機能性、グルーヴという共通項を維持する 『Apparatus』。タイトル曲「Apparatus」は、Rizla Opsのディスコグラフィーの中でも異彩を放ち、その時々のアーティストの生の感情をとらえた大きなメロディが特徴。リズムとサウンド・デザインを通してアイデアを伝えることを好む彼ですが、このEPは、メロディーとハーモニーを使った将来の実験を示唆する、転換点となる作品です。
『Apparatus』は単なるトラック・コレクションではなく、ジャンル、感情、そして個人的な成長を通した音の旅であり、境界を押し広げ、没入感があり、示唆に富んだエレクトロニック・ミュージックを創り出そうとするRizla Opsのひたむきな姿勢の証なのです。