Rattle – Encircle

UK出身のデュオ、Rattleのサード・アルバム『Encircle』が2月28日にリリース（Upset The Rhythm）。

RattleはKatharine Eira BrownとTheresa Wrigleyのデュオで、2011年に結成。Katharineはギタリストで、最近Kogumazaというバンドでドラムを叩き始め、TheresaはノッティンガムのバンドFistsのドラマーでした。彼らはその後、2016年にセルフタイトルのデビュー・アルバム『Rattle』（Upset The Rhythm / I Own You）、2018年に『Sequence』（Upset The Rhythm）という2枚のロング・プレイ・アルバムをリリース！

Rattleは、「Encircle」を構成する4曲を、ここ数年ライブで演奏することによって磨き上げ、時間と期待という概念と戯れながら、限りなく独創的な新しい形に適応させ、伸ばしてきました。Encircle」はウェールズのFoel Studiosでレコーディングされ、Mark Jasperがプロデュースとミックスを担当。驚くほどカラフルなアートワークは、Rattleの他の魅惑的なジャケットも手がけたMartha Glazzardによるもの。

アルバムの冒頭を飾る「All Burning」は、循環するタンブリングと進化する言葉遊びでライブでも人気の曲。「All Burning」は、Theresaの蓄積されたスネアワークとKatherineの緊急の呼びかけによって、徐々にレイヤーが重ねられていきます： 「医者を押さえろ、娘を押さえろ、馬を押さえろ」。「All Burning」が炎を表現しているとすれば、サイド1に収録されている12分の長尺トラック「Argot」は空気から得た情報。「Argot」は不確かさを歌った曲で、キャサリンが曲の大半を無言で歌っています。「無言で歌う方が表現力が豊かで、普遍的な感じがするから」と語るKatherine。このトラックは、バスドラムとスナッピーなハイハットセクションが導入されるにつれて、満足のいく解放感とともに実に壮大に感じられます。

サイド2も、短い曲と長い曲のペア。「Ritual」はシンプルなスネアドラムのパターンから構成され、どんどん重なって楕円形のワルツに。キャサリンは「Ritual」を「とてもアーシーな曲で、地面の低い霧が渦巻いて、ドラムが一緒になって何かを呼び起こすような曲」と考えています！「Ritual」は、Boleskine Houseの廃墟を訪れたときにインスパイアされたもので、多次元的なテーマとオカルト的な実践が大きく関わっています。「Your Move」は、バンドが突然テープが速く回転し始めたように感じられるよう、ギアをステップアップさせたもので、動きを促し、行動を思い切ったもの。15分以上にも及ぶ「Your Move」は魅惑的で無限、2重ドラムのミニマリズムとほとんどトライバルなヴォーカル・サイクルが催眠術のよう。

「Your Move」の前半の頭の中のイメージは、プールで反射して流れる水でした。「そして後半は、果てしなくゆっくりとした動きのサイクルにはまり込んでいるような感じ。後半は、まるで終わりのないゆっくりとした動きのサイクルにはまり込んでいるような感じです。Your Moveという言葉は、体現的な動きや自由／動き／表現についてかもしれないけれど、行動を促す呼びかけでもあるの。」

「Encircle」でラトルはまた成長しました。ニュアンスを受け入れ、円の縁をなぞりながら、2つの場所に同時に存在し、構築と崩壊を繰り返します。真夜中の鏡の中で磨かれた、純粋なジェスチャーと永遠のイマジネーションとしての歌の様式。

Rattle は、ロンドンのバービカンで演奏し、Animal Collective、Thurston Moore Groupと英国ツアー、The Julie Ruin、Protomartyrとヨーロッパツアーを行い、Hot Snakes、Bill Orcutt Quartet、Codeineと共演。