ARTIST : Lea Bertucci
TITLE : The Oracle
LABEL :
RELEASE : 10/17/2025
GENRE : classical, experimental
LOCATION : New York, New York
TRACKLISTING :
1. Oracular Chasm
2. The Place Where the Sky Was Born
3. The Oracle
4. Sister of Sleep
5. Two Way Mirror
6. In This Time
批評家から高く評価されているニューヨークを拠点とする作曲家、Lea Bertucciが、3年以上の歳月をかけて制作したボーカル中心の印象的な作品集『The Oracle』をリリースします。2021年の『A Visible Length of Light』以来、初の純粋なソロ作品となる今作は、アーティストとしての彼女の唯一無二の表現の幅をさらに広げています。
—
『The Oracle』は、現代の政治的な不安が、無意識からにじみ出るシュールなイメージによって照らし出される錬金術のような作品です。これまでのインストゥルメンタル中心のアルバムから一転して、今作は声が中心となっています。Bertucciは、リール・トゥ・リール式のテープレコーダーを創造的に誤用することで、自身の声をライブで操作し、言葉の意味を解体して、単語を超えた意味を植え付けるプロセスを試みています。このアルバムの歌詞は、彼女が「無意識の流れ」と呼ぶ即興的な方法から生まれており、「言葉やフレーズの断片が声の層の中で煮詰められ…夢のイメージや歪んだニュースの見出し、神話的なイメージを露わにしたり隠したりする」と語っています。これらの潜在意識下の影響が衝突し、この激動の時代に向けた「予言」を生み出しています。
—
『The Oracle』には、静かな不安感がつきまとっており、古代的、永続的、そして日常的なものが同時に呼び起こされます。オープニングトラックの「Oracular Chasm」では、大雨の後のニューヨーク州北部の洞窟に、笛の警笛が響き渡ります。2019年の『Resonant Field』や2020年の『Acoustic Shadows』といった作品で、超反響空間の現象を探求する名手であるBertucciは、今回も並外れた音響条件下で、響く物体の全体を呼び起こしています。また、アルバム全体を通してフィールドレコーディングを操作することで、聴く者を想像力の深い場所にいざないます。彼女は、即興的なボーカルのポリフォニー(多声音楽)を重ねることで、不協和音の合唱団を形成し、「煮えたぎる自然界と、文明の長い弧がもたらす不吉なビジョン」を明らかにしていると説明しています。このアルバムは、聴く者に対し、瓦礫の中から美しさを見出すことを促しているのです。




