Laceration – I Erode

2021年にリリースされた灼熱のLP「Demise」に続き、ベイエリアのLacerationが20 Buck Spinの仲間入りを果たし、2ndアルバム「I Erode」をリリース。長年の努力と微妙な洗練が、今、Lacerationの最も確実で粘性のある作品に現れています。

USデス・メタル絶頂期の特徴をふんだんに盛り込んだ「I Erode」は、無慈悲なリフ、野蛮なテンポ、味わい深い肉感的なソロ、そしてアグレッシブなデス・スラッシュの邪悪な底流で、ゲートから激しく爆発。テクニカルとストレート、ハイスピードとミッドペースのブレイク、バラエティに富んだ簡潔で的を射たアタックなど、理想的なバランスで構成された「I Erode」は、Demolition Hammer、Morgoth、Suffocationなどの系譜に連なる本物のデスメタル・アドレナリンを純粋に中毒性の高い形で提供しています。

ノスタルジアの感覚を呼び起こすかもしれないが、実際、Lacerationの進化した自信と曲の惜しみない実行へのコミットメントは、首の痛くなるような「I Erode」での時代へのこだわりを消し去るもの。デスメタルという形式が持つ時代を超越したものへの献身と、真に認められるための高い基準が、これまで以上にLacerationのアウトプットを際立たせているのです。