John McCowen – MUNDANAS VII​-​XI

ARTIST :
TITLE : MUNDANAS VII​-​XI
LABEL :
RELEASE : 10/8/2024
GENRE : ,
LOCATION : Reykjavik, Iceland

TRACKLISTING :
1.Mundana X
2.Mundana VIII
3.Mundana XI
4.Mundana VII

2021年冬、は自宅の地下室にあるスタジオでデモの録音を行っていました。彼は各パートを一回の循環呼吸によるテイクで録音することを目指していました。しかし、これは事実上、達成不可能であることが判明しました。その理由は、絶え間なく続く地震のせいでした。これらは、2021年3月にアイスランドのレイキャビクにある彼の自宅近くで起こったFagradalsfjall火山の噴火に先立つ地震でした。噴火までの数週間にわたって、時には数分間隔で、絶え間なく地震が続きました。これらの地震の感覚は信じられないほどでした。最初は静寂から、信じられないほど低いサインのような音が聞こえてきます。この音がクレッシェンドし始めると、振動がどんどん強くなります。この振動は、建物が揺れるにつれて内臓に響くようになります(この様子は、NG集でも聞くことができ、「ちくしょう」という言葉も聞こえてきます)。震源地はレイキャビクから車で30分の距離にあり、地殻プレートの最初の軋みや、火山の中心から発生する地響きのような波動を想像することができます。ジョンにとって、この揺れ動く振動を感じたことは、無意識のうちにMundanas VII-XIの音楽を形作ることになりました。

この体験と音楽の類似性は明白です。2本のコントラバス・クラリネットが、うねるようなうねりによって変化する倍音とともに、低くサイン波のような音色を奏でます。この2本のコントラバス・クラリネットが組み合わさると、組み合わせによる周波数の波が現れ、触れることのできるような音響の流れが生まれます。このように、リスナーがさらに深く聴き入っていくと、音のオーケストラが姿を現します。

この45分間の記録は、John McCowen & Madison Greenstoneがアンサンブルの絡み合いの中で最高潮に達し、ひとつの有機体として機能している様子を映し出しています。このレコードには、最初から最後まで一貫したオーラが感じられます。テーマのバリエーション、静寂からクライマックス、そして再び静寂へ。この音楽は、マッコーウェンのより激しい作品というよりも、むしろ地殻変動のうねるような波に近いものです。これは、演奏者の静けさを保つ能力と、瞬時にきらめき、音響的に増幅する能力を示しています。