DOG UNIT – Turn Right And Right Again EP

‘Turn Right and Right Again’ は、ロックダウンの合間に書かれ、5月にaudiobooksの片割れで、Frank Ocean, the xx, Caribou, David Byrne, Manic Street Preachers, Goldfrappとの仕事で知られるスーパープロデューサー／ミキサーの David Wrench(デヴィッド・ワンチ)がハックニーの彼のスタジオでレコーディングを行った。その後、ニューヨーク北部のKieran Hebden（Four Tet）がミックスし、ブリストルのGeoff Barrow（Portishead, BEAK>）が運営するスタジオInvadaでJames TrevascusがマスタリングしたEPである。

DOG UNITは自分たちのサウンドを「ロックバンドによるエレクトロニックミュージックの解釈」と表現しており、ビルド＆ドロップ、パルス強調、反復、興味深いクロスリズム、リフを装ったメロディーなど、ダンスミュージックのすべての要素を、ギター、ベース、ドラムの2人のラインナップに落とし込んでいる。踊ってみたいインストゥルメンタルロック/ポストロックだ。

The Rule of Six」と並んで、このEPでは、スパゲッティ・ウェスタン・トリップホップ・スラッジメタル（”Absolute Unit”）、空高く舞い上がるドローン・ダブ（”Pyramid Scheme”）、タイトル曲 ‘Turn Right and Right Again’ では、スタジアムに溢れる臆面のない陶酔感の間でバンドが動いていることがわかる。