‘Cycles’ は、母の死後、長い間悲しみに暮れていた時期に書かれました。その間、私は何も創作することができず、もがいていました。私は信心深い人間ではありませんが、自分なしでどうやって生きていけばいいのかわからないような人を失うと、私たちとは何なのか、誰なのか、どこへ行くのかを考えざるを得なくなります。そして最終的には、私たちはすべて、止めどなく回り続ける美しいサイクルの一部に過ぎず、終わりを迎えるのはそのほんの一部でしかないのだと受け入れるようになるのです。私たちは塵に帰りますが、私たちのエネルギーは渦を巻き続けているのです。ちょっとシリアスで実存的な話です。
私のスタジオの裏は、私の母が晩年を過ごした場所です。私がスタジオで作業している間、彼女が友人と電話で話しているのがよく聞こえました。母が亡くなってから何ヶ月かはスタジオに入ることが難しく、モジュラー・ギアも全て使えない状態でした。そのため、このEPの大半は私のラップトップで書かれており、私の他のグリッチ系、アナログ系の作品とは異なる感触を与えています。
