Ancient Plastix – “Museum of Barbed Wire”

Maple Death RecordsからリリースされるAncient Plastixの ‘II‘ に収録されています。

夜が忍耐強く移り変わり、絶え間なくゆっくりと漂っている。Ancient Plastixのデビュー作では、リズムを使って幾何学的な音の構造を作り出し、精巧な迷路を作り上げたが、彼の新作「II」は、信じられないほど豊かなテクスチャーと白鳥のような柔らかいストロークを組み合わせ、穏やかに振動し、日本のアンビエントマエストロの深さとイギリスのぎざぎざした霧を組み合わせたような淡々としたペースで楽に流れる。

リバプールのプロデューサー、Ancient PlastixことPaul Raffertyは、ギターペダル、アウトボード(Roland Space Echo, Melos delay, Spring reverb)を介して、様々なシンセ(Yamaha Reface, Korg MS20)とキーボード(90年代のカシオと70年代のGem organ)で「II」をカセットに直接録音しました。テープマシンは90年代の日本のSansuiで、レイブのオヤジから譲り受けた、心地よいフィデリティを持つ奇妙な6トラックマシンだ。

「音楽的には、このアルバムは前作よりも忍耐強くアプローチしている。ロックダウンの終わり頃に、中古レコードショップの下にあるハイストリートの地下室で録音したもので、アレンジは個人の時代を反映している。責任もなく、音楽制作において以前のパターンに固執する理由もない。その結果、このアルバムは、古いテクノロジーを使って即興で演奏することで得られる新しい発見や可能性を、辛抱強く探っていくような作品になった」

Posted on 03/22/2023