ARTIST : Horses
TITLE : Every Dumb Thing I Ever Did
LABEL : ECSTATIC
RELEASE : 11/29/2025
GENRE : acoustic, folk, ambient
LOCATION : London, UK
TRACKLISTING :
1. Let’s Be Quiet Together
2. An Alibi For Something Else
3. I’m Doing Fine
4. Between The Wish And The Thing The World Lies Waiting
5. Where Stars Are Drowning
6. Yesterday’s Gone
7. The Name Of That Thing Was Sorrow
8. Your Smile Is A Thin Disguise
9. As Long As I Can See The Light
10. Tequila Sunrise
Horses は、魅惑的な新しいエレクトロ・アコースティック・フォークプロジェクトであり、あらゆる形態のギターが持つ暖かさと親密さへと静かにラディカルに回帰しています。クラシック、アコースティック、エレキギターに、Roland や Oberheim のシンセサイザーと繊細なパーカッションの層をブレンドし、初期フォークの素朴なメロディックな魅力とフィンガーピッキングの複雑な美しさを、現代的なエレクトロニック処理とホームスパンなドリームポップのレンズを通して屈折させています。
このレコードは、オープニングの「Let’s Be Quiet Together」のような酔いしれるほどロマンティックなバラード(甘美なフラメンコループと素朴なボーカルドローン、コール・アンド・レスポンスのシンセが組み合わされる)から、「An Alibi For Something Else」のような蒸気のようなキャンプファイヤーの追憶(バレアリックなブルースで脈打つ)、そして「The Name Of That Thing Was Sorrow」のような静かに絶望的な嘆きへとさまよいます。各トラックは、深い感情に疼く独特な黄昏時の音響世界を作り出しており、それはまるで「送られなかった手紙」や「半ば忘れられた告白」のようです。
アルバムの中で最も静かに武装を解除させる瞬間のひとつである「I’m Doing Fine」は、The Durutti Column のリキッドなギターの叙情性と Kevin McCormick のメロディックな抑制が奇妙に出会う場所のように感じられます。この曲は、脆さと自信の間をさまようドラムマシンとギターの穏やかなループを中心にして構築され、子守唄と告白の半分が入り混じる境界的な空間に漂います。また、ローファイ・アコースティックの誠実さという定型句に対する皮肉と優しい反抗も見られます。チューニングの狂ったボーカルや、エンヤ風のパンパイプによる破壊的な一撃に対するいたずら好きな耳が、最もロマンティックな瞬間でさえも音楽を遊び心のあるものに保っています。その結果は、ノスタルジックでありながら静かにモダンな、希望と常にバランスの取れた、レオーネのような悲劇を喚起するポスト・フォーク・ロマンティシズムとなっています。





