fairy fingers – pitbull vs toddler EP

ARTIST :
TITLE : pitbull vs toddler EP
LABEL :
RELEASE : 8/6/2024
GENRE : ,
LOCATION : US

TRACKLISTING :
1.a24 snuff film
2.pitbull vs toddler
3.ballerinas
4.an act of gun violence
5.until it never ends

ソルトレイクシティを拠点とするが5曲入りのEPをリリースする、
「pitbull vs toddler “をリリースすることが決定した。このEPの18分という短い時間の中で、フェアリー・フィンガーズを率いるアーティスト、Chazz Pittsは、90年代から今日に至るスラッカー・ロックのヒーローたちの多くが唱えたDIY精神への揺るぎない忠誠から生まれた、複雑に重なり合ったリスニング体験を作り上げた。

ベッドルーム・スローコアやローファイ・テイストのシューゲイザーの潮流に敏感なファンには魅力的な作品だが、『pitbull vs toddler』はそのユニークなリバース・エンジニアリング感が際立っている。ノイズに押しつぶされ、楽器は壊れそうになりながら、各トラックの核となる渦巻くシロップのようなテクスチャーに溶け込み、空いたスペースでドローンのようなコードがうなる。リバーブのかかったピアノと歪んだシンセが各トラックにつきまとい、ファジーなギターが交互にこのEPの甘酸っぱいメロディーを奏でる。混沌としたインストゥルメンタルの瑣事に加えて、マイクが誤作動を起こし、ピッツの特に言葉数の多い不安な詩のブレンドを忠実に捉えようと奮闘している。pitbull vs toddler』では、5つの簡潔な小話が聴き手に届けられ、それぞれがピッツの不安定な内面を垣間見せてくれる。

騒々しいベッドルーム・シンフォニーのようなサウンドにのせて、ピッツの解離性ヴォーカルが雑踏の中で眠ったように揺れ動き、手に負えない精神病で何年も失ったり、精神的自傷行為の直感に反する性質をナビゲートしたり、さらには(EPの最も暗い瞬間には)集団暴力の荒涼とした現実を振り返ったりといったテーマに触れている。必死に探し求めても、不安からの脱出は決して見つからない。それどころか、EPのエンディング・トラックにある逆説的なモットー “Just wait until it never ends “にあるように、私たちはまだ変えられないほど癒されていないことをほろ苦く受け入れる場所に引きずり込まれるのだ。pitbull vs toddler “の登場により、フェアリー・フィンガーは、朽ち果てそうな人生の絵の具をほじくり返すような日々に寄り添うサウンドトラックが必要な時に注目すべきアーティストとして確固たる地位を築いた。