Morgan Delt – “Beneath The Black And Purple”

サンフランシスコを拠点にするサイケデリック・シンガー Morgan Delt が、2012年にひっそりカセットでリリースしていた6曲入りの作品が、たぶん収録曲を増やしてタイトルもセルフ・タイトルに変って改めて Trouble In Mind Records からリリースされるようです。アルバムからの先行曲 “Beneath The Black And Purple” と、先にシングルで出ていた音源があるんで、そちらをよろしければ聴いてみて下さい。テープに重ね取りされた倍速風なサイケポップとガレージを混ぜたサウンドは、荒っぽさと甘酸っぱさが混在。デビュー・アルバムは、1/28 にリリースです。

Eric Shoves Them In His Pockets – ‘Walk It Off’

訳あって、ニュー・リリースのコーナーは止めさせてもらいました。理由は追々というか、そのうちに分ることかと思いますが、その替わりにレヴューを少しずつ復活させてもらってます。過去に書いたことがあったかも知れませんが、ワルシャワという名前でお店やブログをやってると色々と弊害というか、勘違いされることがあって、いっその事、名前を変えてしまおうと思ったことも幾度もあったし、いまもなお悩んでいる。でも、なかなかそれも難しいところなんで、問題なければこのまんま続けときます。さて、そんなこんなでワルシャワだからこそ気になるバンドがこの人達。直接彼等からアプローチがあったわけではないけど、ついつい目に留まってしまうのだろう。サイトの説明文は地元ポーランド語で書かれているので全く分らない。ブラウザの機能が翻訳を求めてくるが、後々面倒なことになるから無視しよう。にしては、流暢な英語で歌っている。3名全員が歌ってると推測するが、実にトリオ感のある音だ。00年代初頭と90年代の余韻を呼び戻す純粋さに浸れてる。近日のライブ予定はベルリンとハンブルグと、全く必要ない情報かもしれないけど、なんか気になるのよね。改めてヨーロッパのオルタナやインディの状況が分ってないし、今後の課題のひとつです。

Vex Ruffin – “Prime Of My Life”

カルフォルニアはチノヒルズ出身で、フィリピンとアメリカのハーフ Vex Ruffin が間もなくリリースするフル・アルバムからの2曲目になる先行曲です。エレクトロなビートとベースを反復させた Suicide のような、ローファイ・エレクトロ・パンク。アルバム ‘Vex Ruffin’ は、Stones Throw から、11/12 にリリースです。

LVL UP – “Cross The Sea”

アコースティックなローファイ・ソングに始まり、その後はノイズ・ポップ、90sオルタナな雰囲気へと進行する曲 “Cross The Sea” は、ニューヨークの4ピース・バンド LVL UP によるもの。こちらの曲は、Double Double WhammyBirdtapes から 11/26 にリリースされる、Porches. とのスプリット・シングルに収録の曲。

Surf City – “NYC”

今年、Fire Records からセカンド・アルバム ‘We Knew It Was Not Going To Be Like This’ をリリースした、ニュージラーンドはオークランドの4ピース・バンド Surf City の新作ビデオ “NYC” です。メンバー出演の Bill Bycroft 監督による映像。この曲はやっぱりよいなあ。

Vaadat Charigim – “Ze Beseder Lefahed”

これまで幾つか音源が公開されていましたが、イスラエルはテルアビブのギターポップ・トリオ Vaadat Charigim が、初のフル・アルバムをリリースします。先行曲 “Ze-Beseder Lefahed” は、80s後期UKギターポップ、90年代のUSローファイ、ニュージーランド系DIYポップ、そしてシューゲイズ路線を足した感じの曲。こちらの曲を収録したアルバム ‘The World Is Well Lost’ は、本国では今年の夏にリリースされていましたが、11/12 に Burger Records からリリースされます。

Dan Svizeny – “It’s Beautiful”

今年新作アルバム ’29’ を Bathetic レーベルからリリースした Cough Cool こと Dan Svizeny の本名名義での最新ナンバー “It’s Beautiful” です。本名作と、現在は Jon Phil Mack とのコンビになってる Cough Cool との方向性に違いはあんまり無いと思うけど、こっちの方がよりベッドルーム路線かな。”It’s Beautiful” を収録したセルフ・タイトルのEPが、Mirror Universe からこの秋にリリースされるらしいです。

Unity Floors – “Day Release”

ギター&ドラムのシドニーのデュオ Unity Floors から最新曲 “Day Release” は、たぶん彼等が手にしてる、デビュー・アルバムからの先行曲。オーストラリア産らしく、Pavement のようなローファイ/DIY路線のギター・ポップで、現地では Lou Barlow のサポートなども経験したそうです。今年始めにシングルで出ていた “Nice Fit” も収録した彼等のデビュー・アルバム ‘Exotic Goldfish Blues’ は、Popfrenzy Records から 11/15 にリリースです。

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