ARTIST : Komarov Magnificent Backflip
TITLE : Cop Days
LABEL : Bronson Recordings
RELEASE : 5/8/2026
GENRE : punk, garage, postpunk, postrock
LOCATION : Italy
TRACKLISTING :
1. Bonk!
2. The Result
3. Grotesque
4. Cops Clubs/Kids Cigs
5. Jail Time
6. Tom Bruise
7. Blender
8. SOS
9. A Trial Of Good Intentions
Bronson Recordingsからのデビュー作となる『Cop Days』は、反抗的で偶像破壊的なレコードであり、あからさまな敵意に満ちています。
演奏したいという衝動よりも、何かを伝えなければならないという切迫感が上回る瞬間があります。Komarov Magnificent Backflipにとってその瞬間は、地政学的危機、社会的分断、権威主義への漂流といった、選択の余地を許さないような10年間の只中に訪れました。警察国家に住んでいるかのような感覚が強まる中で、音楽が誠実であろうとするならば、もはや目を逸らすことはできません。
狂気的なガレージ・パンク、鋭利なリフ、そして許可を求めないモッシュ・ピットを武器に、イタリア半島を縦断したセルフプロデュース作『Fingerblaster』(2023年)を経て、そのフォーミュラは進化を遂げました。『Cop Days』は、カリフォルニアを彷彿とさせる煌びやかなサーフ要素を取り入れつつ、往年のポストパンクの名盤にあっても違和感のないリフを共存させています。
アルバムのリードシングルである「Grotesque」では、そのレジスター(音域・調子)が変化します。エネルギッシュでブルース色の強いリフ、ガレージのリズム、ハーモニーを奏でるバッキング・ボーカル、そして爆発的で凱旋的なフィナーレ。しかし、その表面下にはより不穏な何かが潜んでいます。描かれているのは頭部外傷のシーンであり、そこで浮かび上がるのは、個人が群衆や集団、あるいは暴徒の中に溶け込んでいく瞬間です。「グロテスク」はまさにそこで誕生します。それは平凡な一日の平凡な瞬間に、ブルジョア社会の中で自己が危機に瀕した時に現れるものなのです。





