JJ McCann Transmission – “Forces at Work”

オーストラリアのロックンロール・シーンで30年のキャリアを持つJames McCannは、インディペンデント・ミュージック・シーンの残酷な現実を知っている。ドローンズや Kill Devil Hillsを輩出した活気あるパースの音楽コミュニティで歯を磨いた後、1990年代半ばにシドニーに移り、Harpoonを結成し、Hard Onsのスピンオフ組織Nunchukka Superflyに参加したマッキャンは、2000年代半ばにメルボルンに移り、Bang!RecordsとBeast Recordsからのリリースをサポートするためにヨーロッパ・ツアーを行った。

“Forces at Work” は、2023年9月にCheersquad Records & Tapesからリリースされるアルバム ‘Hit With Love’ からのニュー・シングルである。’Hit With Love’ のプロデュースは、80年代から90年代にかけてオーストラリアン・ロックの名盤(Died Pretty、Hard-Ons、Lime Spiders、Celibate Rifles、Hoodoo Gurusなど)をことごとくプロデュースし、最近ではシビックの “Taken By Force” をプロデュースしたRadio Birdman and the New Christsのロブ・ヤンガーである。焦げ付くような作品だ。

“Forces at Work” は、かつてのオーストラリアの都心部の音楽シーンにあった、酒で汚れた会場やボロ絨毯のシェアハウスが似合いそうだ。