GIMMY – Things Look Different Now

バイロン地方の女性アーティスト、GIMMY（発音は「ギミー」）のソロ・プロジェクトは、サーフ・ガレージ、インディー・ロック、そして垣間見えるフォークなど、多様なテイストを持つ。Samson Radici（ギター）、Kyle Aubrey（ベース）、Barclay Israel（ドラム）からなる彼女のバンドと共に、GIMMYは重厚で叙情的なソングライティングとビブラートの効いたヴォーカルで生々しいオーセンティックなサウンドを提供し、カリスマ的なステージパフォーマンスで観衆を魅了する。

GIMMYがリリースするアルバム『Things Look Different Now』は、デビュー・アルバムとは何かを象徴するような作品であり、2021年にジェマ・オーウェンズが初めてソロ活動を開始して以来、GIMMYがどれだけ前進してきたか、そして彼女の人生と音楽の両面でどれだけ変化してきたかを示す曲のコレクションである。アルバムの12曲を通して、オーエンズは、人間関係、老い、人生の局面、成功、悲しみ、思い出を扱ったテーマを通して、「変化」についての彼女自身の考えや経験を探求している。

Sam Joseph（King Gizzard、Babe Rainbow、Nice Biscuit）と共に、バイロン内陸部にある彼の山小屋スタジオとムルンビンビーにあるジェマの1920年代風の家を行き来しながら、2022年から23年にかけてレコーディングされたこのデビュー・アルバムは、80年代と90年代のノスタルジーに浸りながら、GIMMYの見事な歌声、オーストラリアの魅力、ユニークなソングライティングによって、ガレージ、サーフ・ロック、ポスト・パンク、フォーク、インディー・ロックを織り交ぜた多彩な楽曲を聴かせてくれる。その音楽的な多様性をもってしても、バンドのデビュー作は、何よりも感情的で、思考を誘うレコードであり、正直さとユーモアをもって表現された感情に満ちたレコードであり、楽しまないわけにはいかない。

「私の音楽は、あらゆる多様な形で私の生の表現を表現したものだ。私の内なる世界のさまざまな色合いを、外の世界に表現することができる。私の歌は、自分自身へのメッセージであり、さまざまな世界のトピックに対する私の思考プロセスの表現なのです」。

短いキャリアの中で、GIMMYはTriple JのUnearthedコンペティションで優勝し、Splendour In The Grass 2023のメインステージの座を獲得するなど、広く認められている。エネルギッシュでカリスマ的なライヴ・ショーで知られる4人組は、オーストラリア東海岸でThe Murlocs、Bad Dreams、Floodlights、Maple Glider、Nice Biscuit、カナダのTOPSといった国内最高のアーティストたちとステージを共にし、ブリスベンのBigsound 2023でも人気を博した。