Soft Science – “Sadness”

北カリフォルニアを拠点とする5人組、Soft Scienceは、ポップな感性を保ちつつも、「新しいものを見つけることに深く投資し、誠実である」(The Chicagoist誌)。かつて「偉大なレフトコースト・パワーポップ・バンドのひとつになる可能性を秘めている」(Popmatters)と評されたこのバンドのサウンドの進化は、4枚目のLP ‘Lines’ ではダーク・ウェイブの片鱗を感じさせるドリーム・ポップのノイジーな側面の探求へとつながっている。

Soft Scienceは2019年に完成したばかりのアルバム ‘Lines’ の制作を開始し、パンデミックの真っ只中、自宅のスタジオで一緒に、時には互いに孤立した状態でレコードを作り上げ、永遠に続くかのように感じられるほど遠くからトラックを交換し、調整を行った。ミックスの最終仕上げのために直接再会したことで、手に取るような興奮が生まれ、そのエネルギーはレコード全体を通して感じられるようになった。ラインズ』は、目まぐるしく変化するデジタル社会の複雑な日常生活と挑戦の中で生き、愛することをテーマにしている。