Kelly Moran、ニューアルバム『Moves In The Field』を発表、ニューシングル「Butterfly Phase」を公開

Kelly Moran、ニューアルバム『Moves In The Field』を発表、ニューシングル「Butterfly Phase」を公開

ニューヨークを拠点に活動する作曲家兼プロデューサーのKelly Moranは、過去10年にわたり、ピアノの伝統的で古典的な流儀に、より現代的で実験的なアプローチで挑戦し、現代音楽の先駆者としての地位を確固たるものにしてきました。熟練した、高い人気を誇る作曲家であるMoranは、2018年のアルバム『Age Of』のツアー・アンサンブルの一員としてOneohtrix Point Neverや、シンガーで作曲家のFKA Twigsのライブ・アンサンブルなどのアーティストとコラボレーション。

そのほか、クラシック・ミュージシャンのMargaret Leng Tanのために作曲したり、Kelsey LuやYves Tumorといった先見の明を持つ同世代のアーティストとも共演。ソロ・アーティストとしては、John Cageにインスパイアされたプリペアド・ピアノや即興のエクササイズなど、様々な拡張ピアノ・テクニックを探求したアルバム『Bloodroot』と『Ultraviolet』が高い評価を獲得。催眠術をかけるようなテクスチャーとドラマチックな構成の弧を呼び起こす彼女のユニークな実験的ピアノ曲の数々は、クラシック、アバンギャルド、メタルのジャンルを問わず、年末の年間リストに選ばれています。

本日Kelly Moranは、2024年3月29日にWarp Recordsからリリース予定のアルバム『Moves in the Field』を発表。この発表には、シングル「Butterfly Phase」が含まれています。

Kelly Moranは、 「2020年の初めに、ヤマハがディスクラヴィア・プレーヤー・ピアノを貸してくれました。当初は私ともう一人のピアニストのデュエットに取り組んでいたのですが、パンデミックが起こったとき、プレーヤーピアノが私のデュエットのパートナーになったのです。私は自分とディスクラヴィアとのデュエットを書き始め、この楽器の人間離れした能力を自分の演奏と融合させるために、さまざまな活用法を模索しました。

ディスクラヴィアでは、私の演奏を何重にも録音することができるので、10音以上の和音や、私の手が伸ばせないような距離の和音など、私の身体能力以上の指や持久力を必要とする音楽をピアノで作ることができました。時には、パターンを録音し、それをスピードアップして、物理的に弾くことができないほどの速さで再生することもありました。この楽器が私に創作を許してくれたあらゆる可能性に私の想像力は爆発し、これらの探求は私の新譜 “Moves in the Field “に結実しました」