Ryan Power – “The Prize”

Ryan Power

ブッルクリンを拠点にするポップ・シンガー Ryan Power が、NNA Tapes からフル・アルバムをリリース致します。このレーベルにしてはかなりポップな路線で、ジャズ・ポップ、80s ソウルポップス路線なんです。只今、先行曲として “The Prize” が以下でストリーミングできます。アルバム Identity Picks は、NNA Tapes から 6/25 のリリースです。

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Dump – “Grasshopper”

Dump

今年の始めに Morr Music から旧作がリイッシューされていた、Yo La Tengo の James McNew によるソロ・プロジェクト Dump ですが、Simon Joyner と Ben Goldberg が設立した、特殊リリース形態のレーベル Grapefruit Records からリリースされる新作アルバム The Silent Treatment からの音源がありましたのでご紹介。”Grasshopper” は、Erik Statie (風) なネタを交えたラウンジーなポップ・ソング。こちらのレーベルは、毎年、同じアートワークの色違い4作品をリリースするレーベルで、Dump のものは、本来昨年リリースされている予定だったものです。遅れているようで、まだプレ・オーダー中。ちなみの2012年の他の3つの作品は、Bruce Russell & Roy Montgomery, The Baird Sisters そして Eric Chenaux & Radwan Ghazi Moumneh でした。そして 2013年ヴァージョンのアーティストも決まっており、こちらは、David Kenneth Nance, Marisa Anderson, The Renderizors そして Faust という組合せ。毎年の4作品をまとめて買うこともできます。もちろん限定シリーズですので、ご興味のある方は直接レーベルへどうぞ。

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Neon Neon – ‘Praxis Makes Perfect’ (Lex)

Praxis Makes Perfect

本作は、Giagiacomo Feltrinelli に捧げる作品とのことですので、その人物について少し。若かりし頃は、ムッソリーニ政権下で Gruppo di Combattimento という軍隊に属し、第二次大戦後の1954年に、Giagiacomo Feltrinelli出版を立ち上げた左翼の活動家として知られるイタリア人。また、共産主義者として、1970年には武闘派グループGAPを立ち上げ、第二の組織 Years of Lead も結成する。彼は常にアヴァンギャルドを支えると共に、Henry Miller の “Tropic of Cancer” のような、当時は出版や流通をするのはリスキーであったものを取上げていたようです。そして、冷戦期に東西両陣営いずれにも属さなかった国々、いわゆる第三世界の様々な国を旅をし、1964年にはキューバ革命の先導者、フィデル・カストロに出会い、フィデル・カストロを始め、チェ・ギバラ、ホー・チ・ミン等の革命家や、東南アジアや中東で起こっている反乱や戦争についての出版物を発刊していくのです。と、Neon Neon のふたりが左寄りの思想家なのか分かりませんが、その背景を汲んで聴いたけど、音楽的にどう反映されているのかよく分からないし、歌詞でそれっぽい感じのことを言ってるような気もしますが、英語じゃ僕にはなおさら理解できません。ま、難しいことは置いといて、Neon Neon が5年ぶりに再びタッグを組んで戻ってきたということで、喜ばしいことではないでしょうか。

6.5/10

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Neon Neon – “Hammer and Sickle”

[vimeo http://www.vimeo.com/65062965 w=640&h=360]

リリースされたばかりの Gruff Rhys と Boom Bip による Neon Neon のアルバム Praxis Makes Perfect から、”Hammer and Sickle” のビデオがアップされました。本人達もちょこっと登場するもので、アルバムのコンセプトになってる20世紀を生きたイタリアの編集者 Giangiacomo Feltrinelli に影響された映像です。

Sean Nicholas Savage – “More Than I Love Myself”

Sean Nicholas Savage

5/28 に、モントリオールの Arbutus Records からアルバムをリリースする Sean Nicholas Savage が、新たな先行曲 “More Than I Love Myself” をアップ致しました。ピアノを交えたローファイなソウル・ポップス。アルバム Other Life は、5/28 のリリースです。

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Bibio – ‘Silver Wilkinson’ (Warp)

Silver Wilkinson

あれ、だいぶ髪伸びたね。どうかした? 始め最近の写真を見たときは、別人かと思いました。何かの役作りじゃないとは思いますが、このアルバム Silver Wilkinson を聴いた後では、髪を伸ばして良かったねと思った。Bibio こと Stephen James Wilkinson は、2005年に Mush からデビューをし、一時期は 移籍した Warp と Mush から平行してリリースをしていたこともありました。それは本人の意向か、レーベル側の要求だったか分かりませんが、その当時は聴いたらすぐに分かるくらい、使い分けをしていた。Mush からはエレクトリック要素は抑えたギター中心のフォーク・アンビエンス、そして Warp からはエレクトリックに比重を置いたものとね。しかし、Warp 一本に絞った後の前作 Mind Bokeh は、ビートが強調されたの同時に、ヴォーカルを大胆に挿入したものへと生まれ変った。あれから2年、自身の名前をタイトルに交えた本作で Bibio は、久々に拘りから自身を解放して、制約されない Bibio に達したように思える。過去に聴いてきた Bibio の全てと、少し冒険したエレクトニック、そして要所で出てくる唄がいい塩梅で配置されている。本人が意図してないかもれないけど、たまにベスト盤か?と思いたくなる瞬間もあるくらい、結果的には本作は ザ・ビビオです。で、髪を伸ばして好感度アップな理由は、Bibio に欠かせないノスタルジヤを演じるうえで、よく似合ってるし、音楽と共に色気が出ましたね。

7.0/10

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Standish/Carlyon – “Subliminally”

StandishCarlyon

オーストラリアのダーク・インダストリアル・ポップ・デュオ Standish/Carlyon が、Felte から 5/14 にリリースするデビュー・アルバム Deleted Scenes から、さらに先行曲が登場。ベリー・クールです。

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Majical Cloudz – “Bugs Don’t Buzz”

Majical Cloudz

5/21 に Matador Records からリリースされる Majical Cloudz のデビュー・アルバム Impersonator から、新たな曲 “Bugs Don’t Buzz” がアップされました。ピアノの伴奏とエレクトリック・アンビエンスのみをバックにシンプルに歌う曲です。

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Generationals – ‘Heza’ (Polyvinyl)

Heza

このバンド、実はこれが3作目のアルバムになるのですが、本作以前にリリースしていたレーベルは、Park The Van Records という、彼等の地元、ニュー・オリンズのレーベルでした。このレーベルのことは、今日まで全く知らなかったのですが、活動は2005年位から始まってたようで、レーベルのタイトルを確認しても、知らないバンドばかり。常々思っていたのですが、同じアメリカでも南東部辺りのバンドの情報が日本だとあまり入ってこないというか、知らないことが多い印象。普段アメリカの色んな情報源を持っていても知らないってことは、アメリカの中にいても活動拠点によっては扱われ方が違うんでしょうね。まぁあれだけ広い場所ですし、仕方ないのかな。でも、最近ではその辺のシーンに詳しいブログとかもあるので、重宝していますが、出てくるバンドがやはり知らないのばかりなんですね。そして、彼等も Polyvinyl からリリースにならなければ、こうやって聴くこともなかったかもしれない。ただ、その辺のバンドの特徴がなんとなくあり、アメリカーナと語られるものとはひと味違う土着感のある音で、ロックの原型に忠実というか、気取ってないものか、劇的に横道感のある(ちょっとダサイ)音楽が多いとおもう。この Generationals の場合は決してメロディアスではなく、何気ないし、ある意味普通にロックとポップスの間にあるような音で、それらに少し考え、工夫を加えたことによってダサさは免れている。こういうバンドを聞くと改めて最近の音楽事情は総じてエモいのかなと感じてしまう。間違いなく人気は出ないだろうけど、家に一枚あるとホッとしますよ。

7.5/10

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Wampire – “Trains”

Wampire

5/14 に Polyvinyl からフル・アルバム Curiosity をリリースするポートランドのインディ・バンド Wampire が、アルバムからの先行でもうひとつ “Trains” をアップ致しました。つい最近まで、Foxygen と Unknown Mortal Orchestra とツアーをしていたようで、この後は、レーベル・メイトの STRFKR とショーをするようです。

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