Hey Colossus – “How to tell time with Jesus”

Hey Colossus

ロンドン/サマセットのフリーク・サイケ・8ピース Hey Colossus の8作目になる新作アルバム Cuckoo Live Life Like Cuckoo から新たな音源です。”How to tell time with Jesus” は、クラウトロック、民族音楽をミックスしたような、コズミックなミニマル・サイケ。アルバムは Mie Music から 4/1 にリリース。

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Mountainhood – “White Shroud”+

Mountainhood

Time-Lag Records や Blackest Rainbow からリリースを重ね、前作は Blackburn Recordings からリリースをしていたニューヨーク・シティに住む Michael Curtis Hilde によるフリーフォーク Mountainhood の新曲が幾つかアップされています。こちらは最近 Little Wings のカセット・ヴァージョンをリリースしていた Gnome Life Records からリリースされるアルバム Spagyric からの音源です。ヴァイナル・ヴァージョンは他のレーベルから出るのかな?

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Hookworms – “In Our Time”

前も彼等だったか忘れましたが、バンドの画像検索をしててグロ画像ばっかでてきてへこんだことがあったけど、このリーズの Hookworms の場合もキツいのでお気をつけて。ドローン、フリーク・フォークなサウンドである彼等の最新アルバム Pearl Mystic が、 Gringo Records から 3/4 にリリースになります。アルバム収録曲 “In Out Time” は以下でストリームできやす。

MV & EE – ‘Fuzzweed’ (Three Lobed)

ライブアルバムはプロパーのアルバムとしてカウントしないのが普通ですが、MV & EE の場合はどうでしょう。彼等もスタジオ作は何枚もリリースしてるし、通常通りそれらをアルバム作として認識するので問題ないと思う。もしライブ作もカウントしてしまったら、MV & EE の場合は、自身のレーベルから手作りジャケットにCDRを差し込んだラフなテイストなものを少量限定で頻繁に出しているのでえらいことになる。でも最近はもう出してないのかなと思ってみたら、昨年も物凄い数を出しておりました。MV & EE のライブ音源がLPになるパターンは今回が初めてではないが、ヴァイナルで出る場合、ここ最近はスタジオ作が続いていたので、CDR作なんて手に入らないし、チェックしてないから、久々に生の MV & EE を聴いたことになる。そして、今作は Woods の Jeremy とかが参加して5人編成で行ったものらしい。ライブ前にスタジオなどで音合わせはしているのだろうと思える部分と、即興だなと感じるものが混ざっているが、どちらかというと普通に制作したスタジオ作よりも、即興な要素が混じっている MV & EE の方が好きなこともあり、本作は釣り合いが取れていて良い感じ。Woodsist からの前作は曲によって参加アーティストがかなり違っていたから、今度はこのメンバーだけでスタジオ作も聴いてみたいと思わせる内容でした。

7.0/10

Ashley Paul – “Soak the Ocean”

ブルックリンを拠点にするフリー・フォーク、即興、実験サウンドの女性プロデューサー Ashley Paul が、昨年の Slow Boat に続いて新作アルバムをリリースするようです。”Soak the Ocean” は、先行曲になりますが、実験性は保ちながらも、いつもよりもヴォーカルを重ね、音色も綺麗な可愛い曲。アルバムは 3/18 に REL Records からリリースになりますが、たのしみですね。

Grouper – ‘The Man Who Died in His Boat’ (Kranky)

Type 以降は、レーベルがよく分かんなかったんで、Kranky に収まってもらったのは分り易くて好都合です。そしてその Type から 2008年にリリースされた GrouperDragging A Dead Deer Up A Hill (今回同時に再発)は、それ以降の Grouper よりも、最も Grouper していたというか、そこから彼女はどんよりと深い方向に向かっていった。と、言ってもこの当時でもそれなりにドローンを基調としたスタイルであったので、一般的なフォーク・ソングに比べたらかなり屈折した音楽ですが。でも、言うなれば最もポップであったと言われる作品と同時期に録音されていたらしい未発表音源を集めたものがこの The Man Who Died in His Boat だそう。よくある未発表音源がリリースされる場合は、大体がお金以外の他ならないと思うのですが、こちらの作品集はそういうものでもなさそう。彼女自身がこれらの曲をリリースしなかったのは、Grouper としての音楽ではないと自己診断したからなのか、ただ曲が気に入らなかっただけなのか、それともすっかり忘れていただけなのか。初期段階でこのようなフォーク・ソングを密かに作っていた彼女がその後、実験性を高めていったのはなんでだったんだろう。そして、このような音楽をやることはもうないのだろうか。それは今年中には出るらしい本当の新作アルバムで判るでしょう。

8.0/10

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