Ty Segall – Manipulator (Drag City)

何ヶ月か前にまたやりますと言ってからずっと放置。むしろそのまま無かったことにしようとしていましたが、コレ聴いたらなんかやる気が出たんで、今度こそ続けて行こうかと思ってるつもり。まぁ最近では音楽よりも日本酒ばっかりに夢中で瓶が空になったら新たな銘柄を求める日々。近所に日本酒専門店があるが店主が怖くて何も聞けない。噂で「辛口はどれですか?」と尋ねると「日本酒なんだから辛口なんてねえんだよ」と怒られるらしい。辛口派の自分としては困ったわけで、手探りで買うしかないけど、それもひとつの楽しみだから良しとしよう。日本酒に例えるならこのアルバムはなんでしょうね。キリッとしてるけど芳醇な香と甘みとか?そんなのあるんか?ってかんじですが、前作はちょっと一休み的な内容だったんで、これが本来または現在のTy Segallなんだろうけど、これはよく出来た音楽です。Ty Sagallと名乗ってるけど今作もバンド編成であるのは当然で、一時期Ty Segall Bandと名乗っていたのはなんだったんだって感じですが、本人的にはなんらかの違いがあるのかも。で、今回も盟友Mikal Croninも参加してて、やっぱこの2人は凄いなあと改めて思う。個人的には2人の名前で出したアルバムの印象があまりにでかすぎるけど、その後は切磋琢磨して成長していってるのがよく分かる。正直Ty Segallの音楽でここまでメロディックな作品が聴けるとは思ってなかったから少しビックリだけど、Mikal Croninからの影響も大きいのかな?Drag Cityとしても今、最も推してる感じがジャケットの作りからも伝わってくるし、この先しばらくまだ彼は中心にいるでしょう。