少し前に指摘したからではもちろんないですが、Sacred Bones のアートワークが遂に変更になりました。まぁ、それでもちょこっと統一ルールのような要素は残していると思うのですが、今までのものに比べたら随分と自由度が増しましたね。だけど、せっかく制限がなくなったのに、肝心のアートワークがイマイチっていうのが、ちょっと残念。でももしかしたらEPシリーズのアートワークに近い感じなので、これはなんか意味があるのかな? The Men だけなのか? どうでもいいことかもしれないけど、気になっちゃう。それはこの作品の内容のせいでもあります。デビュー・アルバムから1年置きにリリースをして Sacred Bones からは3作目、通算4作目になる The Men ですが、過去2作に比べるとわりと変化をしたのです。だから何らかのコンセプトがあるのかと疑ってるところがあるのですが、それらしいことは特に書かれていなくて、純粋にバンドの過渡期であるだけなのかもしれません。Neil Young と言ってしまえば簡単ですが、まぁそっち方面のアプローチを強めてて、今までは隙間すら与えない固まりのような音であったの対し、フォークやブルーズのフレーズの合間に、今までになかったような空気感とパート・コラースも加えた曲が増えており、ソングライト部分が目立つ内容になりました。でも持ち味の挑発的な部分は残しているし、プロデューサーの手腕か分かりませんが、表面的な荒々しさは以前よりも増しているし、やっぱり熱い。でも前作の調子でまた直球路線ばかりだったら、さすがにそろそろ飽きちゃうなぁと、思っていたところでのこの変化。なかなかの戦略家です。ってことで、今年も The Men 好きは続行です。
8.0/10
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