2020年のデビュー作『Ways of Hearing』では、スローコアにオーケストラ的なスピンを加えたThe Goalie’s Anxiety at the Penalty Kick。それから4年、フィリーの6人組が復活。2ndアルバムのタイトルは『The Iliad and the Odyssey and the Goalie’s Anxiety at the Penalty Kick』。
LPのファースト・シングル、そしてバンドにとって4年ぶりとなる曲、タイトルは「April 25」。この曲は5分以上にも及び、ストリングスやハーモニー、銃声のようなパーカッションが重なり合いながらほぐれていきます。
ヴォーカリスト/ギタリストのBen Curttrightは次のように語っています:
「この曲はホメロスの『オデュッセイア』をテーマにしています。婚約者の誕生日を一緒に過ごし、食事をしたり公園に行ったりしたことを歌った曲です。ギター・ラインは、Joan of Arcの “Pioneering New Emotions”をタブ譜にしようとして思いついたもの。この曲の雰囲気を作っているのはドラムです。アリッサが、この曲を初めてグループで練習したときに、『わざと悪く聞こえるようなドラム・パートを作りたい』と言っていたのを覚えています。そんな感じだったかな。最初はたどたどしいけど、曲が進むにつれて自信と複雑さが増していくようなパートがいいって。誰かがドラムの叩き方を学んでいるような。その説明がすごく心に残りました。それが私にとってのこの曲です。リード・シングルのタイトルであることに加え、4月25日がレコードの発売日になったのは、本当に幸せな偶然です」