Militarie Gun – “Never F***** Up Twice” feat. Bully

高い評価を得たデビュー・アルバムをリリースし、ほぼノンストップで世界中をツアーしたロサンゼルスのバンド、Militarie Gunが2曲の新曲を発表。

2曲とも、前述のデビュー・アルバム『Life Under The Gun』からのハイライトにまったく新しいアプローチを加えたもので、Bullyのヴォーカリスト、Alicia Bognannoをフィーチャーした “Never Fucked Up Twice”と “Very High (Under The Sun)”。

Militarie Gun – “Do It Faster”

昨年、Militarie GunはLoma Vistaと契約し、2021年のEP『All Roads Lead to the Gun I & II』に当時未発表だった第3弾を加えた『All Roads Lead to the Gun(Deluxe)』をリリースしたが、バンドリーダーのIan Sheltonは、Militarie Gunが初の正規フルアルバムに向けて準備してきたこともインタビューで語っている。タイトルやリリース日などの詳細はまだ未定だが、彼らはアルバムのファーストシングルをリリースしたばかりで、”Do It Faster” という素晴らしい曲になっている。Sheltonと頻繁にコラボレーションしているTaylor Youngの共同プロデュースによるこの曲は、Militarie Gunの初期の作品から非常に顕著な進歩を遂げている。Guided by VoicesやSugarに匹敵するフックを持つパンチの効いたパワーポップアンセムだが、Militarie Gunのハードコアのルーツである硬質な攻撃性は健在である。

「この曲は、私の人生に対する焦りについて歌っているんだ。だから、自分でやることを諦める前に、もっと早く動いてくれと世界に訴えているんだ」。

Militarie Gun – “Gimme Some Truth”

数年前、パンデミックの初期に、パワードバイオレンスモンスター、Regional Justice Center、Ian Shelton(イアン・シェルトン)が、フック中心でハードコアにこだわった新プロジェクト、Militarie Gunをスタートさせた。Militarie Gunは瞬く間に、ここ数年で最もエキサイティングな新人バンドのひとつとなった。そして今日、Militarie GunはJohn Lennonのカヴァーを発表したが、これはほとんどのハードコアバンドが試みるようなことではない。

レノンが1971年のアルバム『イマジン』で発表した “Gimme Some Truth” は、レノンのプロテスト・ソングのひとつで、「トリッキーディッキーの短髪黄ばみソング」を呼び、レノンの元バンドメイト、ジョージ・ハリスンのギターソロをフィーチャーしている。Militarie Gunのカバーは、コミック本『What’s The Furthest Place From Here?”』のスプリット7″の一部で、毎号異なるスプリットがデラックス版で収録されている。

Militarie Gunの “Gimme Some Truth” のテイクはハードでボロボロで、レノンのメロディックな声がまだ光っているのに、Militarie Gunの曲のように聴こえるのだ。ハリソンのソロは、イアン・シェルトンの呻き声のエコーがかかると、ちょっと違うように聞こえる。このカバーについて、シェルトンは次のように語っている。

「この曲にはずっと思い入れがあったんだけど、これまであまり意識したことがなかったんだ。このカバーを友人に送ると、彼が歌っていることは私がいつも話していることと同じだと指摘されました。政治家であれ同業者であれ、口先だけで行動が正反対の人を見るのは嫌なんです」