Hiss Golden Messenger – Lateness of Dancers (Merge)

家の目の前に小さなお店がある。そこはタウンショップと副題の付いたお店。自分が住んでいる場所は、一応商店街の中にあるが、商店街とは名ばかりで閑散としており、昔はお店だったんだろうと思わせる家が立ち並ぶ場所。そんな中にあってタウンショップは現役で頑張っている。タウンショップに売ってるのはお酒や飲料そして食品。生鮮品や野菜などはなく、長持ちするものが基本。目の前にあるが、開いている時間や品揃えの関係であまり入ることはないが、店頭レジには大体おじさんがいる。僕が店に入ると座って何かをしてても中断して立ち上がり、高めのトーンでいらしゃませ〜と言ってくれる。ただ、買い物が終るまで一切目線を会わせくれないのだ。照れ屋さんなのか、何かのこだわりかもしれないが、街の商店にしてはなかなかない接客だ。それがお店を持たせる秘訣だとしたら参考に享受してもらいたいが、いかんせん会話が成立しないから困ったもんだ。 このおじさんも地味に活動を続けてきてるが、今作では大きめのレーベルからの登場に一瞬目を疑った。こんなとこから出すような人じゃなかったからちょっと驚きだが、レーベルと生まれが一緒だったんだね。そして実際の音楽を聴いて少し納得する。以前はもう少し木枯らし系フォークであったのに対し、今回は結構ロックしてる。確かに徐々にロックしてきてたけど、さらに比率が上がった感じかな。ついつい木枯らし系の曲にグッと来がちだが、せっかくだから思い切ってロックに行っちゃっても良かったんだけどね。