今回の旅の目的は別のところにあり、温泉自体はその目的地から近いところで、どこかいいところはないかなと、探していて出てきた場所であった。普段温泉行くときは旅館で食事はせずに、素泊まりにして温泉街の店で食べ歩くのが好きであったが、事前の情報では、近所になんか食べれそうな感じの場所が見当たらないので、定石通り料理付きプランにした。そして、旅館に着いて思ったのは、そのプランにしておいて大正解だった。温泉街と呼べるような場所は一切なくて、周りはただの民家だけ。まぁ、たまにはこんな感じのも良いかなと、のんびりやりました。さて、この作品もたまたま見つけたのですが、最初この名前を見たときはふわっとした記憶でしたが、調べてあのレーベルからの人かと、記憶が繋がりました。それにしても Blue Sanct ってまだ動いていたんだ。そしてこのひとは意外とマメにリリースしていたんだね。でも Blue Sanct からのリリースとなると9年振りくらいになるようです。Joe O’Connell の化身である Elephant Micah は、フリーフォークと呼ばれる音楽が出てくる以前からそんな感じの音楽をやっていた。後方で聞こえてくるフィールドレコーディングや空気感のある録音スタイルは、初期の頃から変らずこのシンガーの特徴。そして絶望と幸福がない交ぜになっている唄世界も昔から変ってない。更に調べたら録音自体は2000年代中盤に行われたものらしく、最新の音源ではなさそうだ。でもこの感触が一番落ちつく。普段の生活から少し離れたい時にはもってこいです。
7.0/10
[soundcloud url=”http://api.soundcloud.com/tracks/78179740″ params=”color=000000&auto_play=false&show_artwork=false” width=” 100%” height=”166″ iframe=”true” /]