Youmna Saba – Wishah

ARTIST :
TITLE : Wishah
LABEL :
RELEASE : 10/6/2023
GENRE : ,
LOCATION : Paris, France

TRACKLISTING :
1.Akaleel أكاليل
2.Ba’oud بعوض
3.Al khayal الخيال
4.Ahad أحد
5.Tareeq طريق

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「Wishah」(アラビア語で「Veil」)は、が2021年から2022年にかけて作曲した、声楽、ウード、エレクトロニクスのための5つのステージからなる作品である。

これまでのソロ作品『Njoum』(2014年)、『Arb’een(40)』(2017年)に続くこのアルバムは、サバの旅における重要な転換点となる。ベイルートを離れ、パリに定住した後に制作された『Wishah』は、歌われるアラビア語の音素の音響特性と、合成された電子音を形成する上でのその役割に関する厳密な研究によってもたらされた、彼女の音楽表現における深い変化を明らかにしている。

このアルバムでは、サバが研究プロジェクト「Taïma’」で開発したコンセプトであるウードのデジタル拡張機能を採用している。この装置はウードの音域を拡張し、シンセサイザー・エレクトロニクスをシームレスに統合する。また、共鳴音や指板の摩擦音など、演奏中に発生し、見過ごされがちな微妙な音も増幅する。

作曲は5つのステージで構成され、それぞれが徐々に明らかになるプロセスに貢献している。トラックが展開するにつれて、時間をかけて複雑に織り込まれてきた構築された感情や知覚の層が剥ぎ取られ、もはや存在しない空間が露わになる。Wishah』は故郷への決別である。

Youmna Saba(1984年ベイルート生まれ)は音楽家、作曲家、音楽学者である。現在、さまざまな音と音楽の文脈における楽器と空間の共鳴を研究している。現在までに4枚のアルバムを発表し、Kamilya Jubran、Floy Krouchi、Mike Cooper、Neue Vocalsolistenアンサンブルなど、さまざまな音楽表現のミュージシャンとコラボレーションし、数多くのアーティスト・レジデンスに参加している。パリのケ・ブランリー美術館の第1回サウンド・レジデンス(2022-2023年)では、リサーチ・プロジェクトとインスタレーション “La Réserve des Non-Dits “を発表し、現在同美術館で展示されている。