Severoth – By the way of light

高い評価を得た『Vsesvit』から約4年、ウクライナのワンマン・アトモスフェリック・ブラックメタル・バンド、Severothが新作スタジオ・アルバムを携えて帰ってきた。マルチ・インストゥルメンタリストのIllia Rafalskyi（イリア・ラファルスキー）は、自身の考えをまとめる時間を取り、最新作を次のように紹介した。

「元々、『By the Way of Light』は『Vsesvit』の精神的後継作として作られた。ヴセヴィトが完成した直後から制作を始め、パワフルでエネルギッシュ、それでいて軽やかで明るいものを作りたかった。人々が自分自身をより良くするよう鼓舞するようなもの。そして、常に希望があることを忘れないでほしい。

音楽のほとんどは、ウクライナのドニプロにある私の自宅スタジオで作曲・録音された。2021年から2022年の2月23日まで積極的に制作した。そして2022年のどこかでリリースするつもりだった。しかし2月24日、私と家族は遠くから聞こえる爆発音で午前4時に目を覚ました…その時、ウクライナに対するロシアの侵略的な全面戦争が始まったのだ。そして私たちの生活は一変した…。

それ以来丸1年間、私はこのアルバムのために1音も作っておらず、私の心は音楽から遠ざかっていた。例外は、2022年9月にその時期の出来事に触発されて歌詞を書いた2曲目の「Sons Of Steel Will」だ。

その後2023年、1年以上続いた戦争の後、私たちは安全な場所に移り、私はアルバムを完成させることができた。そのため、半年ほどかけて曲を作り直したんだ。2023年の夏、ドラムと欠落していたボーカルを録音した。音楽と歌詞は自分で書いた。歌詞はウクライナ語だが、ブックレットには英訳が掲載されている。ジャケット・アートと内側のイラストはすべて妻のユリア（UD）が描いてくれた。

ようやくこのアルバムを完成させ、世界と分かち合う機会を得たことを嬉しく思う」