VISUALS – “Only Now”

ブルックリン在住のプロデューサー、ミュージシャン、ソングライターであるAndrew Foxのプロジェクト、VISUALSが今週末に新作フルアルバム ‘Light Breaks‘ をリリースします。2013年にNicolas JaarのレーベルOther PeopleからリリースされたEPを皮切りに、VISUALSはサイケロック、ソウル、エレクトロニカ、ダンスミュージックの系統に触れ、シネマティックなセンスを保ちながらサウンドパレットを常に拡張してきた。

VISUALSのデビューに先駆け、Foxは数々のシングルを発表してきましたが、今回、アルバムの最後のテイストとなる “Only Now” を公開しました。

“Only Now” は、Foxのダンスミュージックに影響を受けた曲で、シャープなフックと魅力的なベース音に乗せてFoxが歌い上げます。Foxのメロディーに対する独特なアプローチとオフビートな美的感覚は、このトラックをアートポップへと微妙に導いていますが、リズムセクションはこのトラックをしっかりとダンスフロアに根付かせ、ドライブ感のあるディスコ調に仕上げています。一方、Foxのボーカルは、控えめな歌い方とコーラスの高揚した歓喜の声を交互に繰り返し、瞬時の恋愛関係の強さを表現しています。

遠い未来のある日、銀河系を横断する長距離船の運転手が、絶え間なく続く宇宙の苦難から逃れるために、使い古されたディスコに立ち寄った。音楽が鳴り響く中、もう一人の孤独なダンサー、軌道上の誰かの姿に救われる。”Only Now” は、プリンスが神として司る宇宙で、アナザーを見つけた瞬間の時間の崩壊を描いている。この曲は、全アルバムで演奏しているAttis Clopton(ドラム)とMayteana Morales(パーカッション)のリズムワークなしには成立しないが、ここでは本当に輝いている。

Posted on 09/22/2022