Botch – “One Twenty Two”

メタルコアの伝説的バンド、Botchが再び登場。00年代初期に最も影響力のある強烈なサウンドを生み出した彼らのバックカタログは、今日、そしてこれからも生み出されるであろう多くの作品に聴くことができる、破砕的なカタルシスに満ちたものである。そんな彼らが、20年ぶりに新曲をリリースした。誰がそれを予見したのだろうか。

その音楽とは、”One Twenty Two” である。この2分間は、うなるようなリフと破砕するようなベース、そして彼らにしかできない革新的なグリットで、とがった、うずまくような音楽だ。爽やかで生々しく、おそらく何か先鋭的なものの始まりなのだろう。ギタリストのDavid Knudsonは、この曲について次のように語っている。

「Covidの時、私はソロデビューLPを書いていて、精神的に、隔離されたすべてのものにうんざりしていた。家ではたくさんのフラストレーションが溜まっていて、それに対処するには何かヘヴィなものを書くのが一番だと思ったんだ。Botchのために何か書くつもりはなかったんだけど、コラボレートするシンガーを考えていたときに、「そうだ、今までで最高のハードコアシンガーを知ってるよ」と思って、Dave Vに声をかけたんだ。再結成しようとか、曲を書こうとか、そういう意図や会話は全くなかったんだ。バンドが直面する伝統的なプレッシャーを感じることなく、自然に実現できたことは、僕たち全員にとって素晴らしい解放感だった」

Posted on 08/24/2022